匠の流儀―経済と技能のあいだ

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匠の流儀―経済と技能のあいだ

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  • サイズ B6判/ページ数 389p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393333433
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0036

出版社内容情報

「近代」という枠組みを、私達はどう乗り越えられるか。卒近代・脱近代・超近代のために日本の歴史と文化にヒントを探る講義録。

セイゴオ流、経済・文化講座開講。グローバル化するビジネス市場において、真のアイディアは自国の文化にこそ秘められている。これまでとは違う発想を展開するために、「縁」(ネットワーク:流通)、「座」(プラットフォーム:
場)、「匠」(アーティスト:職人、技術)によって形成されている伝統的な経済のあり方を見直すことが緊急の課題となっている。本書は「日本」という国を経済という視点からその歴史や文化について見極める。

【著者紹介】
日本の編集者、著述家、日本文化研究者。編集工学を提唱。 京都市出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授を歴任。現在、株式会社松岡正剛事務所代表取締役、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長、連志連衆會理事。

内容説明

「匠の精神」こそ、日本の経済と文化を育む!特別講義の「秘伝」が、いま明かされる。

目次

第1章 資本主義社会と匠たち―社会力・経済力・文化力(松岡正剛)
第2章 日本の経済文化の本来と将来(グローバル資本主義と日本(中谷巖)
江戸の価値観から日本を見る(田中優子)
編集的日本像(松岡正剛)
セッション 日本の抱えている問題と可能性(田中優子+中谷巌+松岡正剛))
第3章 日本とは何か―卒近代・脱近代・超近代を考える(海からみた近代日本(松本健一)
セッション 日本人と象徴性(隈研吾+松本健一+松岡正剛)
セッション 茶の湯と日本のこころ(小堀宗実+松岡正剛))
対談 「つなぐ・むすぶ・かわる」―ネットワンシステムズのユニークネスと縁座(吉野孝行;松岡正剛)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

37
松岡正剛先生は、モンテーニュ『エセー』には10年に1度は目を通す(025頁)。ラ・ボエシーに16C半ばの社会の『自発的隷属論』があるという。人が君主社会や組織に従うのは、従いたい自由意志がはたらくから。嫌々ながらでないと主張。他人を利用する自由と、他人に利用される自由が出会うとき、人は従属や隷属を苦痛と思わなくなると結論づけた(同頁~)。いまや世界は経済、社会、文化の各力の最適組み合わせに向かってアジェンダを立てて決断しなければならないところにさしかかっている(039頁)。2016/04/24

すうさん

8
2015年初版の本。松岡正剛の本は読む者を選び、「時」も選ぶのだ。私もやっと読むことができた。今まで読む力がなかっただけで、主張する中身は時間を経ても変わらない。それは日本の歴史や文化に裏付けされているからだろう。本書に登場するゲストスピーカーもひとかどの人物であるのはもちろん語る内容やその意味にまで言及されていて奥が深い。「縁」ネットワーク:流通、「座」プラットフォーム:場、そして「匠」アーティスト:技術職人テーマを通じて日本のあり様や進むべき道を照らす。日本独自の文化と経済との関係も理解できる。快著!2020/04/13

猿田康二

3
著者とこの著作に登場する多くのゲストスピーカーはいずれもその道のまさに「匠」であり、その匠たちは皆、日本企業は企業内でその「匠」を育成することが、欧米諸国がこれまで牽引してきて、現在停滞しているグローバル経済を打開する一つの戦略であると主張する。日本の長い歴史が育んだ伝統と文化を経済に組み入れる方法論を、それぞれ分野の専門家が日本の歴史を語りながら並行して主張することに読者はインスパイアされる。グローバル社会の渦に巻き込まれて苦闘するビジネスマンに一つの解決策のヒントを与えてくれる価値ある一冊である。2017/11/06

竹内靖

1
4~5年前の本だと思いますが、読み替えしてみると時代が進んでも一向に日本人の価値観をどう取り戻すか、日本の今後進むべき道筋が見えてこないような感じがしてならない。もっと基本に立ち返り、政治家は自分の選挙のことばかり考えずに、また企業も利益、株価に一喜一憂せず、今するべきことをきっちりとしなければならないと思う。自戒も込めて!2018/08/20

n-mochizuki

1
日本の歴史は擦り合わせの歴史である。2017/04/21

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