出版社内容情報
「近代」という枠組みを、私達はどう乗り越えられるか。卒近代・脱近代・超近代のために日本の歴史と文化にヒントを探る講義録。
セイゴオ流、経済・文化講座開講。グローバル化するビジネス市場において、真のアイディアは自国の文化にこそ秘められている。これまでとは違う発想を展開するために、「縁」(ネットワーク:流通)、「座」(プラットフォーム:
場)、「匠」(アーティスト:職人、技術)によって形成されている伝統的な経済のあり方を見直すことが緊急の課題となっている。本書は「日本」という国を経済という視点からその歴史や文化について見極める。
【著者紹介】
日本の編集者、著述家、日本文化研究者。編集工学を提唱。 京都市出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授を歴任。現在、株式会社松岡正剛事務所代表取締役、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長、連志連衆會理事。
内容説明
「匠の精神」こそ、日本の経済と文化を育む!特別講義の「秘伝」が、いま明かされる。
目次
第1章 資本主義社会と匠たち―社会力・経済力・文化力(松岡正剛)
第2章 日本の経済文化の本来と将来(グローバル資本主義と日本(中谷巖)
江戸の価値観から日本を見る(田中優子)
編集的日本像(松岡正剛)
セッション 日本の抱えている問題と可能性(田中優子+中谷巌+松岡正剛))
第3章 日本とは何か―卒近代・脱近代・超近代を考える(海からみた近代日本(松本健一)
セッション 日本人と象徴性(隈研吾+松本健一+松岡正剛)
セッション 茶の湯と日本のこころ(小堀宗実+松岡正剛))
対談 「つなぐ・むすぶ・かわる」―ネットワンシステムズのユニークネスと縁座(吉野孝行;松岡正剛)
感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
すうさん
猿田康二
竹内靖
n-mochizuki