出版社内容情報
諸宗教は唯一の真理から派生した虹であり、内的次元では究極的に一致する! 膨大な知識と神秘主義者としての体験に基づく叡智。
伝統的諸宗教は、唯一の真理から派生した虹のようなものであり、表面的・外形的次元においては対立するように見えても内的次元においては究極的に一致する! 本書は永遠哲学の泰斗フリッチョフ・シュオンの著作の本邦初紹介であり、ヴェーダーンタ、仏教、プラトニズム、スーフィズム、スコラ哲学、ドイツ神秘主義など該博な宗教的知識と、スーフィーとしての実体験に基づく叡智の言葉の輝きに、読者は圧倒され魅惑されることだろう。
【著者紹介】
Frithjof Schuon (フリッチョフ・シュオン)1907年スイスに生まれる。宗教思想家。アルジェリアの高名なスーフィーであるアフマド・アル=アラウィーの弟子となり修行。世界各地の宗教家と交流しイスラームのみならずユダヤ教、キリスト教、ヒンドゥー教、仏教、道教、神道、ネイティブアメリカンの思想を学ぶ。一九四八年の著作「諸宗教の超越的一性」はノーベル文学賞受賞者T・S・エリオットに激賞された。伝統的諸宗教の形而上学的核心を明快に説くその諸著作は十数カ国語に翻訳されE・F・シューマッハー等数多くの知識人に甚大な影響を及ぼし、アンネマリ・シンメル等の研究者達によっても高く評価されている。1998年死去。
内容説明
イスラム、キリスト教、仏教、ヒンドゥー教、神秘主義など膨大な宗教的・哲学的知識と思索、そしてスーフィーとしての実体験に基づく叡智が、圧倒的な迫力で真理の本質を明らかにする。世界を魅了した永遠哲学の泰斗のことば、本邦初訳!
目次
第1部 原理の世界(完全な形而上学の要約;神的領域の諸次元、諸様態、諸段階;実体―主体と客体 ほか)
第2部 伝統の世界(位格的な面の神秘;宗教類型論の概要;二つの秘教 ほか)
第3部 魂の世界(感情的要素の両義性;心理学主義の欺瞞;美徳の匿名性 ほか)
著者等紹介
シュオン,フリッチョフ[シュオン,フリッチョフ] [Schuon,Frithjof]
1907年、スイスに生まれる。宗教思想家。アルジェリアの高名なスーフィーであるアフマド・アル=アラウィーの弟子となり修行。世界各地の宗教家と交流しイスラームのみならずユダヤ教、キリスト教、ヒンドゥー教、仏教、道教、神道、ネイティブアメリカンの思想を学ぶ。1948年の著作「諸宗教の超越的一性」はノーベル文学賞受賞者T・S・エリオットに激賞された。伝統的諸宗教の形而上学的核心を明快に説くその諸著作は十数カ国語に翻訳されE・F・シューマッハー等数多くの知識人に甚大な影響を及ぼし、アンネマリ・シンメル等の研究者達によっても高く評価されている。1998年死去
漆原健[ウルシバラケン]
1970年生まれ。東京大学法学部卒。ルネ・ゲノン、フリッチョフ・シュオンを始めとする「伝統主義学派」の研究・翻訳を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。