出版社内容情報
日本人の経営のありかた、資源なき国のありかた、教育のありかたなど著者の思想・経営哲学の真意を縦横に展開する生前未公刊の書。
【著者紹介】
1885年、福岡県赤間村に生まれる。 1905年、神戸高等商業学校(現・神戸大学)に入学。 1911年、満25歳で独立。門司市に出光商会を設立。日本石油の特約店として機械油を扱った。1940年、出光興産株式会社を設立。 1953年、イラン石油輸入(日章丸事件)。日章丸が石油を国有化し英国と係争中のイランから、ガソリンを満載し日本へ。英国は積荷の所有権を主張するも出光の勝訴が決定。1972年出光興産の会長を退き、店主に就任。1981年95歳で死去。
内容説明
“海賊とよばれた男”の魅力の根源に迫る!日本人の根幹である「和」のグローバル化を説く今なお新しいその主張を収めた、未公刊の談話のすべて。
目次
1 「人の世界」と「物の世界」について(日本が「人の世界」で、外国は「物の世界」である理由;「人の世界」と「物の世界」の違いはどこから来たのか ほか)
2 「人による経営」と「物による経営」(出光独得の経営はどのようにして出来上がったか;権限 ほか)
3 石油政策について(わが国石油政策の基本についてどう考えるか;石油業法 ほか)
4 最近の一般政治、経済、教育問題について(経営者の社会的責任;戦後日本経済の高度成長の原因 ほか)
5 人生観と思い出(出光社長の人生観;鈴木大拙先生と出光社長 ほか)
著者等紹介
出光佐三[イデミツサゾウ]
1885年、福岡県赤間町(現、宗像市)に生まれる。1905年、神戸高等商業学校(現・神戸大学)に入学。1909年同校卒業、酒井商店に入店。1911年、満25歳で独立。門司市に出光商会を創業。1940年、出光興産株式会社に改組、社長に就任。1972年出光興産の会長を退き、店主に就任。1981年95歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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