棄国子女―転がる石という生き方

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393333310
  • NDC分類 916
  • Cコード C0011

出版社内容情報

精神のバランスを崩し荒治療のつもりで中南米一人旅に出たが、行く先々でとんでもない事件に遭い…。生のかけがえなさに出会う軌跡。

【著者紹介】
1968年生まれ。同志社大学文学部社会学科新聞学専攻卒。同大文学研究科修士課程修了。同大図書館司書として勤めた後、スペインのコンプルテンセ大学に留学。中南米を3年に渡って放浪。ベネズエラで不法労働中、民放テレビ番組をコーディネート。帰国後、NHKラジオ番組にカリスマバックパッカーとして出演。2013年現在、46ヶ国を歴訪。東京・新宿ネイキッドロフトで旅イベント「旅人の夜」を主催する。共著に、『新・格安航空券選び術』(2005、双葉社)、『中国世界遺産自由旅ガイド』(2006、双葉社)、『東京ゲストハウスLife』(2007、山と渓谷社)、『最新版バックパッカーズ読本』(2010、双葉社)、『決定版女ひとり旅読本』(2011、双葉社)がある。

内容説明

失恋、母親との衝突のすえに疲れ果て、なかばやけくそで単身、南米へ。そこで待っていたのは、想像を絶する事件のオンパレードだった!常識の通じない旅で知った、ほんとうの幸せとは。生の手触りを求め、もがきにもがいた復活の軌跡。

目次

まえがき ひとすじの光
母という足枷
座敷犬の乱心
欧米かぶれのルサンチマン
生還者の証
一期一会の天使たち
幸福な貧者
旅する王様
アマゾンの豚
眠りという自衛
周縁にある日本
美しく単純なこの世界
森の中の考えるサル
正義よりも大切なもの
天空の賢者
娼婦とゲリラは絶望しない
働かないアリの使命
旅の途中

著者等紹介

片岡恭子[カタオカキョウコ]
1968年京都府生まれ。同志社大学文学部社会学科新聞学専攻卒業。同大学文学研究科修士課程修了。同大学図書館司書として勤めた後、スペインのコンプルテンセ大学に留学。中南米を3年にわたって放浪。ベネズエラで不法労働中、民放テレビ番組をコーディネート。帰国後、NHKラジオ番組にカリスマバックパッカーとして出演。2013年現在、46ヶ国を歴訪。東京・新宿ネイキッドロフトで旅イベント「旅人の夜」を主催する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

9
男女共同参画推進を担う施設の図書室本。おすすめの本コーナーにあったので「棄国」というタイトルの言葉に興味を感じて読んだ。新刊かと思ったが、2013年11月初版だった。著者によって、南米のことをいろいろ知ることができた。それはあくまでも副産物だが、日本にいては日本の「おかしさ」に気付かず、外から見て初めて見えてくるものがある。満身創痍になりながらも、転がる石という生き方を貫く著者に圧倒される。2017/02/25

えがお

3
著者別本を読んで、こちらの方も読んでみた。世界を放浪したネタは前読んだ本と同エピソードなのだが、なぜ旅に出たのか、旅に出て何を感じたのか、どんな心の触れ合いがあったのかを中心に書かれていて、より読ませる内容だった。生きづらさは抱えつつも、とても治安の悪い海外に出ていく度量や能力のない私だけど、本を読んで著者の生き方に触れることで、違う生き方にを体験できたことはすごく私の人生を豊かにしてくれると思う。治安の悪い南米でフォロー生活のバックパッカーをする著者が、本当にかっこよく眩しく見えた(*´ ˘ `*)2020/02/06

トッシー7

3
本は主観で書くのだから、これで良いと思うが、自分には受け入れられない部分が多々あり勉強になった。 日本の今が最高ではないとは思うが、救いようもない沈んでいく国とは思わない。生活していて死にたくもならない。ただ、そう感じている人がいるのはわかる。2019/09/02

Yosuke Hashimoto

3
日本は彼女にとっては生きにくいらしい。自殺するか日本を出るかという選択に迫られ南米等に長期滞在した時の話。20ページほど読んでみて、「日本なんかに住んでいる人達」って見下されているようで不快。描写も彼女の先入観からくるイメージ主体。仕事で本を書くんなら、もう少し歴史や語学や国際経済の専門書で勉強してからにすべき。数年ぶりの生理的に無理な本。2019/07/10

mushoku2006

3
読み始めてすぐ、著者のあまりにもネガティブな考え方に驚いた。日本で生きていくことはそんなに大変ですかねえ?私には分からないな。旅先でも苦労ばかりしているし・・・・・・。そうなるようなところばかり旅行しているからなんですけど。苦労は買ってでもしろ、とは言いますが、なんでそこまで?本著の最後までネガティブな中身だったので、正直言って、少し呆れた。まあ、そういう人もいるってことですね。疑問符だけが残る一冊。2014/01/07

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