「オネェ」がメディアにモテる理由(わけ)―ぼくたちはなぜセックスを語るのか

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  • サイズ B6判/ページ数 282p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393333273
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0036

出版社内容情報

マツコ・デラックスが暴言を吐いても許される理由は?性の問題を語りつつ、隠された社会の偏見や時代の歪みを暴く「ニコ生」対論集。

内容説明

どうして「オネェ」はテレビでひっぱりだこなのか?歓楽街浄化のかげで泣いているのは誰?セックスについての男の珍妙な思いこみをどうするか?いまどきの「性」を多彩なゲストとあけすけに語りつつ、社会の抑圧や偽善や偏見を鋭く暴きだすノンフィクションライターの鼎談・座談集。

目次

第1章 「オネェ」がメディアにモテる理由―オネェタレント、人気の秘密と素顔(中村うさぎ×伏見憲明×アロム奈美江×藤井誠二)
第2章 「ねぇ、どうしてわたし、女の子じゃないの?」―性同一性障害の子どもたち(上川あや×針間克己×藤井誠二)
第3章 消えゆく風俗街の影に―追いつめられるセックスワーカー(松沢呉一×要友紀子×藤井誠二)
ルポ 沖縄アンダーグラウンド―宜野湾の売春街が消えた(藤井誠二)
第4章 「アンアンのセックスできれいになれた」のだろうか?(北原みのり×中沢明子×藤井誠二)
第5章 『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』をめぐって(宋美玄×桃子×小宮亜里×藤井誠二)

著者等紹介

藤井誠二[フジイセイジ]
1965年、愛知県生まれ。ノンフィクションライター。高校在学中からさまざまな社会運動に参加したのち、週刊誌記者等を経て、現在に至る。ラジオのパーソナリティやテレビ番組のコメンテーター、インターネット放送の企画・司会、また大学で「取材学」や「ノンフィクション論」といった講義を受け持っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skellig@topsy-turvy

22
「オネエ」に限らずゲイ、性同一性障害、風俗産業、現代若者セックス事情など性的マイノリティから女子の一人遊びまで幅広く扱った対談集。面白かったです。TVでオネエタレントを見ない日はないと言っていい昨今、「アウトサイダー」として受容されていることを忘れてはいけない気がした。マツコデラックスたちはその辺を上手く自分に有利に使っているわけだけども。性への認識と健全な懐疑性という点では日本はこれからなのかな、という記述も(風俗産業規制の箇所など)。価値観の多様化と言うのは容易いけど、性一つでもこれだけ課題がある。2013/10/19

金吾

14
風俗や性的マイノリティ等性に関する対談集です。風俗取り締まりを強化するとアンダーグラウンド化がすすみ、余計抜け出せないという話はそう言われたらそうだなと思いました。2021/02/11

ひとひら

3
★★★面白かったけど、一片を切り取ったこのタイトルじゃ伝わりきらん。わざとか。ニコ動で放送されたオネェだけじゃなく、いろんな性の問題に関する座談集。2013/09/13

corriedale_

1
最近は微妙だけど やっぱニコニコっておもしろいことやってたんだなって2018/03/20

のねこ

0
元々、別の本でマツコデラックスさんと中村うさぎさんの対談を読んで面白いと思ったので、その関連で手に取りました。「治外法権」という言葉は割としっくりくると思いました。2014/07/08

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