意身伝心―コトバとカラダのお作法

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  • サイズ B6判/ページ数 386p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393333211
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0010

出版社内容情報

圧倒的な身体を持つダンサーと知の巨人たるエディターはその才能をどのように育んできたか。二人の超感覚者が伝える現代の花伝書。

【著者紹介】
1945年生まれ。舞踊家・俳優。クラシック・バレエを学び、その後モダンダンスを学ぶ。1966年からソロダンス活動開始。1970年代に「ハイパーダンス」と称して、松岡正剛や木幡和枝ら当時出版社工作舎の編集者と共に、新たな踊りのスタイルを発展させる。土方巽に私淑。映画『たそがれ清兵衛』に出演。

目次

第1章 未来は少年に遡る(吃音少年たち―コトバのイニシエーション;黒板劇場の観察日記―大人の社会・子どもの世界;カラダの内・外を出入りするもの ほか)
第2章 疾風。恋、恋、恋学(器量と器用―メトードにならないもの;声とフリ―コトバの意識を加速させる方法;香ばしい失望と狂気の淵 ほか)
第3章 稽古の作法―ワークショップ虎の巻(舞踊の資源―「生きる」とは何か;生命の好奇心に学ぶ―イメージワークの方法;芸能民のルーツと農事 ほか)

著者等紹介

田中泯[タナカミン]
1945年、東京中野区生まれ。クラシック・バレエとモダンダンスを学び、66年からソロダンス活動開始。「ハイパーダンス」と称して新たな踊りのスタイルを発展させる。78年パリ秋芸術際「日本の間」展で海外デビュー。85年山梨県の農村に移住、農業生活を開始。97年伝統芸能・民俗芸能に焦点をあて「舞踊資源研究所」を設立。その後も意欲的に踊り続け「場踊り(Locus Focus)」を展開。2008年より、ダンサーとしての経験を生かし、国内外を問わず多数の映像作品に出演。現在も土方巽に私淑

松岡正剛[マツオカセイゴウ]
1944年、京都市生まれ。71年工作舎設立、総合雑誌『遊』を創刊、87年編集工学研究所を設立。多様なディア企画・制作に携わるとともに、情報文化と日本文化を重ねる研究開発プロジェクトを展開。2000年インターネット上に「イシス編集学校」を開校、ブックナビゲーション「千夜千冊」の連載を開始、現在1500夜を突破しなおも更新中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

非日常口

5
発刊記念の対談にて。「俺を含めてなぜ踊りじゃないの?」と泯さん。ベーコンは自身の少数性を維持し資本主義に抗った。あらゆるところに入り込むものが言語でありダンスだ。松岡さんは「今ある作法の7〜8割は不要で残りが稽古すべきこと」と言う。日本人は元々自然をまね、身体を自然に扱っていた。新陰流の型を学ぶ私にとってこの意味は大きい。植物は地球が今の地球になる上ですべての矛盾/客人を包括して生き残る存在だ。棘をトゲと認識せず発信と受信の距離が失われた現在、地球に身体で乗る感覚を思い出そう。カッコいい年の取り方の見本。2013/08/15

かつどん

4
まれ を見て田中泯さんの存在感の凄さに圧倒され、この方の凄さは何なんだともっと知りたくなって読みました。 田中泯さんと松岡正剛さんとの対談形式で進んでいきます。 感覚を言葉にしており、編集された感が無く、読み手としても感覚で捉えないとなかなか難しい読みにくさがありますが、極端に尖っているなぁ!という気質を感じます。ダンスになりたいという事を発してますが、ダンス-田中泯=?何が残るのか、要するに何が足りなくてダンスになれてないのかを一度聞いてみたい。言葉を含めた生命活動をダンスと言ってるのかな。2015/09/26

保山ひャン

2
松岡正剛と田中泯の対談。「身体・気象・言語」のときから見ると、田中泯は俳優としてデビューしているのが一番の違いか。3回の対談はそれぞれ「未来は少年に遡る」「疾風。恋、恋、恋学」「稽古の作法ーワークショップ虎の巻」と題されている。田中泯の言葉「ぼくにとって踊りというのは、雲母の一枚一枚に違う柄がついているようなものなんですよ」が深い。対談の最後で二人のいまの夢について、田中泯は「早くボケたいとずっと思ってました。ボケこそが夢」松岡正剛も「先に言われちゃったな。ぼくもずっと耄碌に憧れてる」と答えていたのがツボ2018/12/01

げん

2
松岡正剛と田中泯の対談集。まさに以心伝心の二人の会話のレベルが高すぎて1割程度しか理解できなかったが、何とか最後まで目を通した。また10年後に再読すれば、もう少し理解できるかもしれない。まずは「自分が多様な速度の中にいる」ことを認識してみよう。千夜千冊、編集学校も覗いてみよう。2014/03/13

Asakura Arata

1
カラダに重点を置くひとが多いなあ。でも言葉あってのカラダかな。自由な感じがでていてよかった。2014/11/09

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