ナザレのイエス〈2〉十字架と復活

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  • サイズ B6判/ページ数 376,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393333167
  • NDC分類 193.6
  • Cコード C0016

出版社内容情報

元教皇が描いたイエス論。十字架の理由、復活は自然科学に反しないかなど、素朴な疑問にも答えつつ、その大いなる意味を説き明かす。

【著者紹介】
1927年、ドイツ生まれ。神学者。大司教、枢機卿を経て、2005年に第265代教皇に。2013年2月、突然の退位を発表。著書は『キリスト教入門』、『信仰について』、『信仰と未来』、自伝『新ローマ教皇 わが信仰の歩み』など多数。

内容説明

苦痛と絶望に満ちた十字架上の死から栄光と希望にあふれた復活へ。それは単なる死者の蘇りではなく、人間存在の新しい次元のいのちの開示であり、人類にとって質の異なった未来を開くものであった。ベネディクト16世が在位中に心血を注いで書きあげたイエスの真実、待望の第2巻!

目次

第1章 エルサレム入城と神殿の浄化
第2章 終末についてのイエスの言葉
第3章 足洗い
第4章 イエスの大祭司的祈り
第5章 最後の晩餐
第6章 ゲツセマネ
第7章 イエスの裁判
第8章 イエスの十字架と埋葬
第9章 イエスの死からの復活
展望 天に昇り、父なる神の右の座につき、栄光のうちに再び来られる

著者等紹介

ベネディクト16世ヨゼフ・ラツィンガー[ベネディクトジュウロクセイヨゼフ・ラツィンガー] [Joseph Ratzinger‐Benedikt 16]
1927年、ドイツ、バイエルン州生まれ。1951年、司祭に叙せられる。ボン、ミュンスター、テュービンゲン、レーゲンスブルグの各大学で、基礎神学、教義学、教義史の教授として研究と教育の任にあたる。1962‐1965年のヴァティカン公会議には、フリングス枢機卿の神学顧問として参加し、のちに専任の公会議神学者に任命され、公会議の進展に深く関わる。1977年、ミュンヘンとフライジングの大司教、同年6月には、枢機卿に任じられる。1981年、神皇ヨハネ・パウロ2世により教理省長官に任命される。2005年4月2日、教皇ヨハネ・パウロ2世の逝去に伴い、史上8人目のドイツ人教皇として選出される。2013年2月28日、退位、名誉教皇となる

里野泰昭[サトノヤスアキ]
1930年、東京生まれ。東京大学工学部卒業後、上智大学ラテン哲学科に入学、ドイツのボン大学カトリック神学部に留学。ボン大学カトリック神学部神学課程卒業後、ミュンスター大学、テュービンゲン大学、レーゲンスブルグ大学の博士課程において、ラツィンガー教授の指導を受ける。帰国後、千葉大学で助教授、教授を務め、千葉大学定年退官後は、仙台白百合女子大学教授を務め、2007年3月に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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amanon

4
イエスの復活は本当にあったのか?まさに信仰を持たない者にはつまずきとなる復活のエピソード。確かに、死んだ人間が違う肉体を持って甦ったという事実は受け入れられがたい。しかし、その復活が全く事実無根のものであったら、恐らくキリスト教はここまで長く続かなかったに違いない。目に見える客観的事実としては証明できないものの、しかし、それなしには、後に起こったことを証明しようがないという、ある意味空前絶後のパラドックス。護教論的な要素もあるにせよ、新約聖書を深く読み込むためにうってつけの一冊になるであろう。2014/03/13

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