出版社内容情報
サンデルブームや新訳の刊行で、再脚光を浴びたロールズ『正義論』。本書はその全貌を体系的に論じた本格的解説書となっております。
内容説明
普遍的価値がゆらぐ60年代、70年代アメリカで「正義とはなにか?」という問いを掲げリベラリズムを現代に甦らせたジョン・ロールズ。その主著『正義論』の全貌を体系的に論じた本格的研究書。
目次
第1章 ロールズ革命―何が新しいのか?
第2章 『正義の理論』から『政治的リベラリズム』へ―ロールズは転向したのか?
第3章 ロールズ政治哲学の基本構造―何が、どうカント的なのか?
第4章 ロールズとの対話―何が問題とされたのか?
終章 ロールズ正義論の行方
付章1 『正義の理論』改訂版(一九九九年)―回顧的ロールズ論
付章2 『諸国民の法 「公共的理性の観念・再考」とともに』(一九九九年)―R.ローティへの急接近
著者等紹介
渡辺幹雄[ワタナベミキオ]
1967年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程退学。現在、山口大学経済学部教授。専攻は政治理論、政治思想。京都大学博士(法学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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