法華経の省察―行動の扉をひらく

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  • サイズ B6判/ページ数 311p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393333099
  • NDC分類 183.3
  • Cコード C0015

内容説明

諸経の王と呼ばれ、日本の伝統仏教だけでなく新宗教にも多大な影響を与えてきた法華経。だが、その雄渾壮大な世界観とは裏腹に、必ずしも理解しやすい経典ではない。世界的仏教者が法華経の各章から核心部分を抽出し、複雑に入り組む歴史的次元と本源的次元を丁寧に腑分けしつつ、法華経が提示する大乗の理想、社会と関わり行動する菩薩の生き方をわかりやすく説く。

目次

『法華経』の広い包容力
第1部 歴史的次元(二つの入り口;巧みな手段 ほか)
第2部 本源的次元(宝塔;大地から現れ出る ほか)
第3部 行動の次元(決して軽んじない;薬王 ほか)
第4部 行動の扉をひらく(六波羅蜜;布施 ほか)

著者等紹介

ティク・ナット・ハン[ティクナットハン][Thich Nhat Hanh]
1926年、中部ベトナムで生まれる。10代で出家し禅僧となる。ベトナムで社会奉仕青年学校、ヴァン・ハン仏教大学、ティエプ・ヒエン(インタービーイング)教団を設立。コロンビア大学、ソルボンヌ大学でも教鞭を執る。激化するベトナム戦争のさなか、中立の立場から平和と停戦を訴え、戦争被害者救済に尽力するが、北からも南からも敵視・迫害され、1966年にはフランスに亡命を余儀なくされる。1973年のパリ平和会議には宗教者代表として出席

藤田一照[フジタイッショウ]
1954年、愛媛県に生まれる。1982年、東京大学大学院教育学研究科教育心理学専攻博士課程中途退学。同年、曹洞宗紫竹林安泰寺に入山。翌年得度。1987年に米国マサチューセッツ州西部にあるパイオニア・ヴァレー禅堂住持として渡米。近隣の大学や瞑想センターでも坐禅の指導や講義を行う。2005年に帰国。現在、曹洞宗国際センター所長、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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