出版社内容情報
現代の混乱するイエス像に対し十字架とイエスの働きが正しく理解できるイエス像を提示。最新の聖書研究を視野にメシアを探求。
内容説明
歴史のイエスと信仰のキリストが分裂しつつある現代、偉大な神学者である現教皇が、最新の聖書解釈学の成果をとり入れつつ、分裂を架橋し、父なる神と常に向き合って生きた真のイエスの姿を提示する。
目次
序章 イエスの神秘について
第1章 イエスの洗礼
第2章 イエスの誘惑
第3章 神の国の福音
第4章 山上の説教
第5章 主の祈り
第6章 弟子たち
第7章 譬えの使信
第8章 ヨハネ福音書の主要な象徴
第9章 イエスの道行きを画する二つの重大な出来事―ペトロの信仰告白と変容
第10章 イエスの自己表明
著者等紹介
教皇ベネディクト16世ヨゼフ・ラツィンガー[キョウコウベネディクトジュウロクセイヨゼフラツィンガー][Joseph Ratzinger‐Benedikt 16]
1927年、ドイツ、バイエルン州生まれ。1951年、司祭に叙せられる。ボン、ミュンスター、テュービンゲン、レーゲンスブルグの各大学で、基礎神学、教義学、教義史の教授として研究と教育の任にあたる。1962‐1965年のヴァティカン公会議には、フリングス枢機卿の神学顧問として参加し、のちに専任の公会議神学者に任命され、公会議の進展に深く関わる。1977年、ミュンヘンとフライジングの大司教、同年6月には、枢機卿に任じられる。1981年、教皇ヨハネ・パウロ2世により教理省長官に任命される。2005年4月2日、教皇ヨハネ・パウロ2世の逝去に伴い、史上8人目のドイツ人教皇として選出される
里野泰昭[サトノヤスアキ]
1930年、東京生まれ。東京大学工学部卒業後、上智大学ラテン哲学科に入学、ドイツのボン大学カトリック神学部に留学。ボン大学カトリック神学部神学課程卒業後、ミュンスター大学、テュービンゲン大学、レーゲンスブルグ大学の博士課程において、ラツィンガー教授の指導を受ける。帰国後、千葉大学で助教授、教授を務め、千葉大学定年退官後は、仙台白百合女子大学教授を務め、2007年3月に退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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