内容説明
女性たちが、自らの性的欲望を語りだしたのも、強いられた「女」からの解放のプロセスの一つであった。女たちは、自らの体験を共有しあうことで、極私的とされる性的快感すらも、男性の欲望を価値基準としていたことに気づいていく。性における男性中心主義の解体分析を越えて、フェミニズムの実践的な現在を考察する。衝撃の、シリーズ第五弾。
目次
第1章 “女”とは誰か
第2章 “私”にとって男とは何か
第3章 私は「私を女と云うな」と言う女である
第4章 宗教と性
座論 国家・暴力・性(金成禮;島薗進;大越愛子;井桁碧)
著者等紹介
大越愛子[オオゴシアイコ]
1946年京都生まれ。京都大学文学部文学研究科大学院博士課程満期退学。近畿大学文芸学部文化学科教授。女性学
井桁碧[イゲタミドリ]
1946年生まれ。東京大学大学院博士課程満期退学。筑波学院大学情報コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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