新ローマ教皇 わが信仰の歩み

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  • サイズ B6判/ページ数 273p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393332467
  • NDC分類 198.22
  • Cコード C0016

内容説明

戦後の新しい思想潮流や科学的な聖書研究の台頭のなかで、神学者として聖職者として、キリスト教のあるべき姿を真摯に求めつづけてきた新教皇の半生。訳者は、就任前の新教皇から本書を手渡された大学教授時代の愛弟子である。新教皇の人となりや神学のあらましを知るだけでなく、キリスト教やカトリックの入門としても最適なわかりやすい解説を付す。

目次

新ローマ教皇 わが信仰の歩み(少年時代―イン河とザルツアッハ川のあいだ;村への配転と小学校入学―「第三帝国」の影;トラウエンシュタインのギムナジウムでの日々;兵役と捕虜;フライジングの神学校で ほか)
ラツィンガー教授から受けたこと、その想い出(ラツィンガー教授の想い出;キリストのからだとしての教会;神の民としての教会;司教の合議制と教皇;三位一体論とペルソナの思想 ほか)

著者等紹介

ラツィンガー,ヨゼフ[ラツィンガー,ヨゼフ][Ratzinger,Joseph]
1927年、ドイツ、バイエルン州生まれ。1951年、司祭に叙せられる。ボン、ミュンスター、テュービンゲン、レーゲンスブルクの各大学で、基礎神学、教義学、教義史の教授として研究と教育の任にあたる。1962‐1965年のヴァチカン公会議には、フリングス枢機卿のための神学顧問として参加し、のちに専任の公会議神学者に任命され、公会議の進展に深く関わる。1977年、ミュンヒェン・フライジングの大司教、同年6月には、枢機卿に任じられる。1981年、教皇ヨハネ・パウロ2世により教理省長官に任命される。2005年4月、教皇ヨハネ・パウロ2世の逝去に伴い、教皇に選出された

里野泰昭[サトノヤスアキ]
1930年、東京生まれ。東京大学工学部卒業後、上智大学ラテン哲学科に入学、ドイツのボン大学カトリック神学部に留学。ボン大学カトリック神学部神学課程卒業後、ミュンスター大学、テュービンゲン大学、レーゲンスブルク大学の博士課程において、ラツィンガー教授の指導を受ける。帰国後、千葉大学で助教授、教授を務め、千葉大学定年退官後は、仙台白百合女子大学教授となる。仙台白百合女子大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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テツ

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人相が悪かったり、発言が際どくて敵を作りやすい現教皇だけど、10ヶ国語はペラペラだし倫理学アカデミーに所属していたりのインテリなんだぜベネディクト。そんな彼の自伝。神学ジャーナルを発刊していた経験などもあり、信仰心には揺るぎない強さがあるのは読めば解る(まあローマ教皇だから当然だが) 人の信仰への思いという物は僕には大変興味深いので、読み物としても楽しく読めました。本当有能な方なんですよ彼。ただ先代のヨハネパウロ様が偉大すぎてなあ……。彼と比べられたら可哀想だと思う。2012/01/24

Koning

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シスの暗黒卿等とネットでは揶揄されてしまう強面のベネディクト十六世の自伝。訳者はラッツィンガー教授の授業を受けたお弟子さん。そういう愛情も伝わるのがいい。

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