情報学的転回―IT社会のゆくえ

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393332429
  • NDC分類 007.3
  • Cコード C0010

内容説明

圧倒的なITの奔流をこえて、新たな人間文明の展望と可能性を切り拓く、渾身の語りおろし。本書でのべる情報学的転回とは、人間がコンピュータの奴隷になることへの異議申し立てにほかならない。とくに、その中でもっとも大切な「情報と聖性」について述べられている。

目次

第1章 人間がロボットになる
第2章 IT文明の本質とは何か
第3章 情報学が文と理をむすぶ
第4章 情報とは生命的なものだ
第5章 宗教とメディアから二〇世紀をふりかえる
第6章 IT文明に新たな聖性は出現するか

著者等紹介

西垣通[ニシガキトオル]
1948年東京生まれ。東京大学工学部計数工学科卒業。日立製作所、スタンフォード大学にてコンピュータ・システムの研究開発にたずさわったのち、明治大学教授を経て、東京大学大学院情報学環教授。専攻は情報学・メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoyoyon29

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・情報:物理学では、物質、エネルギーに次ぐ第3の存在。生物にとっての意味作用。ITのデジタル情報でさえ。 ・聖性:人間に最重要の価値。大脳新皮質発達の人間は認知し予測➡未知(死)への不安。不安解消の文化装置。 ・IT文明:一神教(神=ロゴスが全ての生物を創造)の世俗化した人間観・宇宙観(生物機械論➡AI、但し神の領域侵犯しないよう人間機械論までいかない) ・日本:一神教の伝統なく人間機械論へ ・➡人間と機械の境界:グローバル社会で一神教を相対化するのは、普遍宗教である印哲・仏教(生物は生まれる)2018/01/08

gerumanium

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さっと読み通せる本ではあるが、その内容は多岐にわたる。だが、それ以上に西垣氏の怒りが伝わってくる。2010/01/11

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