家族という暴力

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  • サイズ B6判/ページ数 238p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393332221
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0036

内容説明

虐待、ドメスティック・バイオレンス、愛着ということ、そして「母」を引き受けられない母たち。暴力から遠ざかる、たったひとつの方法へ。

目次

序章 「生まれてこなければよかった」と「ほんとうのぼくは、どこ?」―神戸少年事件と長崎少年事件
第1章 なぜ虐待を防止することがむずかしいのか
第2章 愛着ということ
第3章 “母”を引き受けられない母
第4章 遊びを奪うという暴力
第5章 ドメスティック・バイオレンス

著者等紹介

芹沢俊介[セリザワシュンスケ]
1942年東京に生まれる。上智大学経済学部卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

寛生

21
芹沢さんが「親密さを生み出す性」について言及しているところが非常に面白い。「家族のエロス」という表現さえあり、それがどのように子供を受けとめる力になっているかということらしい。これがまた、後にくる乳房の持ち主と母との関連性があるように思う。かなり深く「性」がどのように子供発育に影響しているかという議論の展開が注目に値する。この本で芹沢さんがいう〈母〉と精神分析のM/Otherが重なる。もちろん相違点もある。それから、映画「A.I.」の解説、解読がかなり印象に残る。2013/09/26

市松

4
暴力で満ちている世の中といっても過言ではない現代。時代と共に衣食住も変わり、人との関わりかたも変わって来たからだろう。家族間だけの暴力ではなく現代社会の在り方までも示唆している様に思えた。2010/12/24

シンシャ

0
虐待とは我々は一人一人の内部に存在する暴力性の連続である。この連続性を断つことが真の虐待防止であり、考えることを怠らず、自らの暴力性をあぶりだしていく方向にしか、この連続性を断つ道はない。2018/12/05

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