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出版社内容情報
80年に起きた金属バット事件の衝撃から語り始め,以後の子ども論の方向を決定づけた本書に,新稿「生命犯罪の十年―宮崎勤から酒鬼薔薇聖斗へ」を追補し,20年の変容に迫る。
内容説明
金属バット殺人事件から・岡田有希子自殺事件へ。家庭内暴力・校内暴力・体罰・いじめ・自殺事件…。宮崎勤事件から酒鬼薔薇聖斗事件へ。生命犯罪の十年。
目次
1 解体するイノセンス―家庭内暴力
2 学校制覇―体罰と校内暴力
3 浮遊する子ども―いじめと自殺
むすび 子どもが見えない―非行論
新装版のために(生命犯罪の十年―宮崎勤から酒鬼薔薇聖斗へ;「震災」以前と以後 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワンタン
2
初版が発売された1987年当時繰り返し読んだ本。うまく言えないけれど、子どもの内面や家族のありように徹底して(嫌いな言葉だが)寄り添って考察しようと試みる、当時も今もありそうでなかなかない本だと思う。構成はpart1:解体するイノセンス(家庭内暴力)、part2:学校制覇(体制と校内暴力)、part3:浮遊する子ども(いじめと自殺)、むすび:子どもが見えない(非行論)。今読んだら牧歌的に過ぎて読むに堪えないのではないか、と少々心配だったが、少なくとも自分にとっては十分身につまされる、参考になる内容だった。2019/11/26