出版社内容情報
未来を生きる人々は素足で焼け跡を歩くことになるだろう―産業と金融と科学が結びついた現代の悪に切り込むアンソロジー。
内容説明
現代を「悪の時代」と捉えたシュタイナー。「技術と産業と営利主義」が結びつくとき人間の未来はどこへ向かうか。希望を秘めた最期のエッセイを収録。素足で焼け跡を歩く未来の人々へ―。
目次
1(民主主義と悪;悪について)
2(破壊のかまど;悪の秘儀;ルツィフェルとアーリマン)
3 われわれの生きる悪の時代の霊的背景
4 ミカエルと龍の闘い
5 ミカエルの秘儀
著者等紹介
シュタイナー,ルドルフ[シュタイナー,ルドルフ][Steiner,Rudolf]
1861年、旧オーストリア帝国クラリィェベックに生まれる。1925年、スイス・ドルナッハにて死去。ウィーン工科大学にて熱力学・哲学を学ぶ。ベルリンで文芸関連の編集者や労働者学校の教師をつとめ、各地で講演活動を行う。1902年、神智学協会ドイツ支部書記長に就任。1913年、神智学協会を離れ人智学協会を設立。第1次世界大戦後の1919年、タバコ工場主エミール・モルトの依頼を受けて従業員のための学校をシュトゥットゥガルトに設立、最初の自由ヴァルドルフ学校となる
高橋巖[タカハシイワオ]
東京に生まれる。1957年よりミュンヘンでドイツ・ロマン派美学を学び、その過程でシュタイナーの著書と出会う。1973年まで慶應義塾大学で教鞭をとり、70年代からシュタイナーとその思想である人智学の研究会や翻訳の活動に入る。1985年、日本人智学協会設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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