シュタイナー 悪について

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シュタイナー 悪について

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393325452
  • NDC分類 158
  • Cコード C0010

出版社内容情報

未来を生きる人々は素足で焼け跡を歩くことになるだろう―産業と金融と科学が結びついた現代の悪に切り込むアンソロジー。

内容説明

現代を「悪の時代」と捉えたシュタイナー。「技術と産業と営利主義」が結びつくとき人間の未来はどこへ向かうか。希望を秘めた最期のエッセイを収録。素足で焼け跡を歩く未来の人々へ―。

目次

1(民主主義と悪;悪について)
2(破壊のかまど;悪の秘儀;ルツィフェルとアーリマン)
3 われわれの生きる悪の時代の霊的背景
4 ミカエルと龍の闘い
5 ミカエルの秘儀

著者等紹介

シュタイナー,ルドルフ[シュタイナー,ルドルフ][Steiner,Rudolf]
1861年、旧オーストリア帝国クラリィェベックに生まれる。1925年、スイス・ドルナッハにて死去。ウィーン工科大学にて熱力学・哲学を学ぶ。ベルリンで文芸関連の編集者や労働者学校の教師をつとめ、各地で講演活動を行う。1902年、神智学協会ドイツ支部書記長に就任。1913年、神智学協会を離れ人智学協会を設立。第1次世界大戦後の1919年、タバコ工場主エミール・モルトの依頼を受けて従業員のための学校をシュトゥットゥガルトに設立、最初の自由ヴァルドルフ学校となる

高橋巖[タカハシイワオ]
東京に生まれる。1957年よりミュンヘンでドイツ・ロマン派美学を学び、その過程でシュタイナーの著書と出会う。1973年まで慶應義塾大学で教鞭をとり、70年代からシュタイナーとその思想である人智学の研究会や翻訳の活動に入る。1985年、日本人智学協会設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

43
“悪について”のシュタイナーの講演録と雑誌投稿記事。現代という過酷な時代を生きる我々一人ひとりが悪そのものであることを様々な視点から論じる。悪は、個人、或いは社会という生命体にとっても、そこに秩序と調和が支配しているとき、その秩序と調和を否定し破壊する力もしくは衝動であると。ルツフェル的とアーリマン的という神話的な言葉で、生命を衝き動かす力を人間を超えた宇宙的な力としてあらわしている。本書は『魂について』『死について』に続く三部作として編まれたと云う。一読では難解ではあるものの、非常に興味深かった。2018/12/07

磁石

24
コンスタンティノープルの公会議により、人の霊性は否定された。人は物理世界における全知全能たる神の化身ではなく、ただの被造物になった、魂と体だけをもって彷徨う迷える子羊になった。そして現在、唯物主義と精神医学により人の魂は壊され続けている、俗物根性がまかり通り出る杭は即座に打たれるようになった。皆「正常」な人間に、立派なモルモットであろうとする。遠くない未来、魂は完全に否定される。……伊藤計劃さんの『ハーモニー』の世界は、必然なのかもしれない。2017/04/04

磁石

15
人が人として生きる上で、悪を切り離して/無視して生きることはできない。全ての物事には裏表がある、善だと思ったものが悪へと変わり、悪だと嫌煙していたものが実は善であったなど。大事なのはバランスを取ること、「悪」となってしまうのは相応しい場/時/使い方がなされていないだけ。アーリマン的=物質界に縛る/ルツィフェル的=幻想に溺れさせる悪霊も、硬直した「平和」/秩序の中では打開する力となってくれる。現実感覚と霊性、両輪をもって生きなければならない。特に、心身の不一致が甚だしくなっている現代ならば。2017/01/18

iwri

6
チョイスの仕方がさすがの高橋巌という感じ。悪論は自我論やキリスト論と密接に関係して、シュタイナーの中心的なテーマの一つと言える。類書に『悪の秘儀』があるが、本書ではより深くルツィフェルと、とりわけアーリマンの働きについて述べられている。「悪」に関するシュタイナーの基本的な態度は、「悪になる可能性の中で生きよ」ということの中に集約されるといって良いと思う。アーリマン的なもの、ルツィフェル的なものに対して目を閉ざす態度は、人智学徒にも見受けられるが、シュタイナーが強くそれを戒めている点に留意すべきである。2012/03/03

ラタン

1
悪について。いかにアーリマンやルシファーに惑わされずに生きるかの道しるべになる本。シュタイナーの著作の中でも現代社会を如実に現した名著。2015/03/27

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