シュタイナー 社会問題の核心

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  • サイズ B6判/ページ数 181p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393325421
  • NDC分類 169.34
  • Cコード C0011

内容説明

“経済”の原則が“精神”と“法”の領域を歯止めなく侵犯する現代社会を予見した“社会三分節化論”。労働と賃金、教育と国家等関係を根本から問い直し、人間が枯渇しない新しい社会像を構想する。

目次

社会問題の核心(現代社会の根本問題;生活が求める具体的で必要な試み;資本主義の本質―資本・労働;三分節化から見たこれからの国際関係―社会・国家・民族)
社会有機体三分節化をめぐって(はじめに―社会有機体三分節化をめぐって;国際生活の必要性と社会の三分節化;マルクス主義と三分節化;自由な学校と三分節化;われわれが必要としているもの;思想の迷路とジャーナリストのモラル;破壊の再建)

著者等紹介

シュタイナー,ルドルフ[シュタイナー,ルドルフ][Steiner,Rudolf]
1861年、旧オーストリア帝国クラリィェベックに生まれる。1925年、スイス・ドルナッハにて死去。ウィーン工科大学にて熱力学・哲学を学ぶ。ベルリンで文芸関連の編集者や労働者学校の教師をつとめ、各地で講演活動を行う。1902年、神智学協会ドイツ支部書記長に就任。1913年、神智学協会を離れ人智学協会を設立。第1次世界大戦後の1919年、ヴァルドルフ・アストリア煙草工場主エミール・モルトの依頼を受けて従業員の子どものための学校をシュトットゥガルトに設立、最初の自由ヴァルドルフ学校となる

高橋巖[タカハシイワオ]
東京に生まれる。1957年よりミュンヘンでドイツ・ロマン派美学を学び、その過程でシュタイナーの著書と出会う。1973年まで慶應義塾大学で教鞭をとり、70年代からシュタイナーとその思想である人智学の研究会や翻訳の活動に入る。1985年、日本人智学協会設立、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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遠山太郎

1
1)再読して評価する。注目したいのは自由な精神活動と諸生活を説いたこと。自由の哲学や英国労働党を調べ終えたらば判断がつくものと思う。/シュタイナーが社会三分節を説く本書は、第一次大戦敗戦後のドイツで1919年に書かれた。この年に国際労働機関ILOと、国際連盟が社会正義と連帯を掲げ(批判を受けつつ)出来た。それから25年後、福祉国家体制が発足する。ケインズーベヴァレッジ体制と呼ばれ、経済の合理化•社会保障の普遍化が図られた。/しかし、ケインズ革命は完全雇用を達成させたものの、経済から美徳を奪ったと批判された2012/11/20

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