内容説明
神学を形而上学から解放せよ!神学をロマン主義から解き放ち、啓示の場所を人間の道徳性に求めて、神学を実証主義に耐えうる学問たらしめんとした近代神学の巨人、日本初紹介!当時の複雑な学問・社会状況からリッチュル神学の特質まで詳細な解説を付す。
目次
第1部 神の国についての教え(宗教的理念としての神の国;倫理の根本思想としての神の国)
第2部 キリストによる和解についての教え(三四‐四二節 罪、悪、神の試み;四三‐四八節 救済、罪の赦し、和解 ほか)
第3部 キリスト教徒の生活についての教え(五五‐五九節 聖霊による聖化とキリスト教的な完全性;六〇‐六二節 宗教的徳 ほか)
第4部 公的な礼拝についての教え(七八‐八一節 祈りと祈りの共同体としての教会;八二‐八三節 神の言葉とサクラメント ほか)
著者等紹介
深井智朗[フカイトモアキ]
1964年生まれ。アウクスブルク大学哲学・社会学部博士課程修了、哲学博士(アウクスブルク大学)、博士(文学)(京都大学)。東洋英和女学院院長・同大学人間科学部教授
加藤喜之[カトウヨシユキ]
1979年生まれ。2013年、プリンストン神学大学院大学博士課程修了(Ph.D取得)。東京基督教大学准教授、立教大学文学部キリスト教学科兼任講師。研究分野は、宗教哲学、また西欧初期近代の思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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