出版社内容情報
哲学とは何なのか? ウィトゲンシュタイン研究の第一人者にして、東洋思想にも造詣が深い碩学が、刻みつけるように綴る思想の断章。ウィトゲンシュタインやライプニッツ、龍樹、道元、老荘思想、さらに西田哲学や和辻の倫理学と、古今東西の哲学・思想を探究したはてに到達した究竟。刻みつけられた思索の断章のなかに見る、宗教や哲学の閾を超越した人間本来の実存のすがた。
黒崎 宏[クロサキヒロシ]
1928年生まれ。東京大学大学院哲学研究科博士課程単位取得退学。長らく成城大学教授を務め、現在は、成城大学名誉教授。著書に『ウィトゲンシュタインの生涯と哲学』(勁草書房)、『ウィトゲンシュタインから龍樹へ――私説『中論』』(哲学書房)、『純粋仏教――セクストスとナーガールジュナとウィトゲンシュタインの狭間で考える』(春秋社)など多数。編著書に『ウィトゲンシュタイン小事典』(山本信共編、大修館書店)がある。
内容説明
倫理は存在に内在する!ウィトゲンシュタインやライプニッツ、龍樹、道元、老荘思想、さらに西田哲学や和辻の倫理学と、古今東西の哲学・思想を探究したはてに到達した究竟。刻みつけられた思索の断章のなかに、読者は、宗教や哲学の閾を超越した人間本来の実存のすがたを発見する。
目次
1 哲学的断章(語り得ぬもの―「内在」(1)
「描く」という事について―「内在」(2)
古典について
教師について ほか)
2 老子と荘子(基軸の時代;有無相即;未完の完;道徳に対する存在の優位―「内在」(5) ほか)
3 ライプニッツ―「言語的内在」の形而上学(ライプニッツ試論―原子論から単子論へ;補説―ライプニッツ『弁神論―神の善意、人間の自由、悪の起源』による)
著者等紹介
黒崎宏[クロサキヒロシ]
1928年生まれ。東京大学大学院哲学研究科博士課程単位取得退学。長らく成城大学教授を務め、現在は、成城大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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