ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』―第一次世界大戦と『論理哲学論考』

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ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』―第一次世界大戦と『論理哲学論考』

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  • サイズ B6判/ページ数 287,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393323663
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0010

出版社内容情報

第一次大戦の激戦のさなか書きとめられた、ウィトゲンシュタイン哲学の解釈に多大な影響を及ぼす秘密の日記。世界初の完全版。

ウィトゲンシュタインが第一次世界大戦の激戦のさなかノートに書きとめた哲学的アイデアは、のちに『論理哲学論考』に結実するが、彼が硝煙弾雨のなかで綴ったのはそれだけではなかった! 彼は同じノートの半分に、戦場の生活、恐怖、欲望、嫌悪、叫び、祈りを赤裸々に書きとめていたのだ。ウィトゲンシュタインの生の姿を明らかにし、『論考』をはじめ彼の哲学の解釈に多大な影響を及ぼすにちがいない秘密の日記、世界初の完全版。

「覗き見趣味と言われてしまうかもしれない。いや、本書を読めば訳者・解説者たちがこの日記を本当にだいじに扱っていることが分かる。事実、だいじなテクストである。ウィトゲンシュタインを理解するためにも、彼の哲学をその根もとのところから理解するためにも。」
――― 東京大学教授・野矢茂樹氏推薦!

【著者紹介】
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内容説明

戦場の哲学者の恐怖、欲望、叫び、祈り!20世紀最大の哲学者ウィトゲンシュタインが、第一次世界大戦の激戦のさなか哲学的アイデアとともにノートに書きとめた戦場の現実と感情生活。ウィトゲンシュタインの生の姿を明らかにし、『論考』をはじめ彼の哲学の解釈に多大な影響を及ぼすに違いない『秘密の日記』、世界初の完全版!

目次

ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』―解説 戦場のウィトゲンシュタイン(第一次世界大戦;東部戦線;トルストイの『要約福音書』;『論理哲学論考』と「撃滅戦」;ブルシーロフ攻勢前夜;ブルシーロフ攻勢の激闘;『草稿一九一四‐一九一六』;一九一六年の暮れから捕虜になるまで;エピローグ)

著者等紹介

丸山空大[マルヤマタカオ]
1982年、東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。現在、東洋英和女学院大学、東京工科大学非常勤講師。博士(文学)。専門は宗教学、近代ドイツ・ユダヤ思想

星川啓慈[ホシカワケイジ]
1956年、愛媛県生まれ。筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科単位取得退学。現在、大正大学文学部教授。博士(文学)。専門は宗教学・宗教哲学

石神郁馬[イシガミイクマ]
1977年、千葉県生まれ。國學院大学文学部卒業。軍事研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サトシ@朝練ファイト

30
100年前の6/11に何かあったのかな? 一兵卒から見た第一次世界大戦というのも興味深いです。2016/06/19

苺畑序音

15
私的で赤裸々。頻繁に「官能的」になってらっしゃいます。まさか極東の名もなき一般人に読まれることになるとは思ってもみなかっただろうなぁ。2016/12/15

やいっち

14
高校時代からずっと畏敬の念を抱いてきた哲学者。従軍の最中の生々しい記述。その戦いの中で、『論理哲学論考』を書いてきたという事実。傑出した哲学者と粗暴な軍人たちとの息詰まる日々。戦争だからこその光景。ようやく公表された日記の意義は大きい。2016/07/07

さえきかずひこ

12
ウィトゲンシュタインが一次大戦従軍の最中に『論理哲学論考』を書き上げたことはよく知られているが、その戦場で同時に彼が遺していた神や霊や恐怖や死や性欲など、彼の私的な側面についての日記を邦訳し、その実存的な側面、そして勇敢で理に聡い兵士としての側面と彼の前期主著が深く結びついていたことを詳細な註と長い解説から明らかにしていく大変興味深くまたウィトゲンシュタイン理解への強い熱情に溢れた好著。軍事研究家の石神によるコラムも一次大戦における軍事技術の発展とその時代の激しさに触れるのにとても有用で読みごたえがある。2020/09/20

∃.狂茶党

10
人間味を感じる。 しかしこの翻訳は少しばかり過剰ではないだろうか。 訳者が言葉を補う部分が、ほとんどの場合不要に思える。 ウィトゲンシュタインの信仰の篤さ。 この本、日記は半分ほどで、残り半分は解説に当てられてる。 サブタイトルでわかるように、ミリタリー成分濃厚。 この軍事方面は、國學院の石神が受け持ってるようだが、ところどころミリオタの知識開陳みたいになってるような。 この本を読むと同じノートに綴られていた『草稿1914−1916』も読まないとと思ってしまいますが、全集でしか翻訳ないっぽい。 2023/06/25

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