出版社内容情報
善き生を求め、人格の陶冶をめざす徳倫理学。古代~近現代の展開を追い、その考え方を懇切に解説。応用場面も網羅する最良の入門書。
「善き生」を求め、すぐれた人格の育成をめざす人類最古の倫理学=徳倫理学。功利主義や義務論と違い、個々の行為や結果でなく、人生そのものを問う視点がわれわれに示すものは何か。古代ギリシアや西洋中世から、中国の儒教、ヒュームやアンスコム、フットといった近現代の展開までも丁寧に追い、その考え方を懇切に解説、また、環境・医療・ビジネス・政治といった応用倫理の場面をも網羅し、徳倫理学のすべてを詰めこんだ最良の入門書。
【著者紹介】
アリゾナ自由哲学センター哲学教授。専門は古代哲学と倫理学。
内容説明
生の目的を見定め、「徳」を希求する人類最古の倫理学=徳倫理学。功利主義や義務論と違い、個々の行為より生全体を問う視点が示すものは何か。古代ギリシアや西洋中世、中国の儒教から、アンスコムやフットといった近現代の展開まで丁寧に追い、その考え方を懇切に解説、また環境・医療・ビジネス・政治など応用倫理の場面をも網羅した最良の入門書。
目次
現代道徳哲学における徳倫理学
徳倫理学・幸福・善き生
古代の徳倫理学―思慮に焦点を当てた概観
徳倫理学と中国の儒教の伝統
中世の徳倫理学
ヒュームによる徳の解剖
徳倫理学の衰退の歴史
二十世紀の徳倫理学
徳倫理学と正しい行為
徳倫理学と生命倫理学
環境徳倫理学
ビジネス倫理に対する徳倫理学的アプローチ
徳と政治
徳倫理学に対する状況主義者からの批判
徳倫理学の定義
著者等紹介
立花幸司[タチバナコウジ]
1979年、東京都生まれ。熊本大学文学部准教授、東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野業務協力者、米国ジョージタウン大学メディカルセンター客員研究員
相澤康隆[アイザワヤスタカ]
1979年、東京都生まれ。三重大学人文学部准教授
稲村一隆[イナムラカズタカ]
1979年、埼玉県生まれ。弘前大学教育学部講師
佐良土茂樹[サラドシゲキ]
1981年、川崎市生まれ。上智大学哲学研究科特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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