出版社内容情報
キリスト教を中心に世界の宗教の歴史を明快に辿る。国際化の中で宗教の意味づけがますます重要になる現在、基礎教養として必読の書。
【著者紹介】
1962年、マダガスカル生まれ。スイスのフリブール大学で哲学を専攻し、雑誌編集者、国立社会科学高等研究院の客員研究員を経て、2004年より『宗教の世界』誌編集長。宗教、哲学はもちろん、社会学、歴史学、小説、脚本等、幅広い分野にわたり数十冊に及ぶ本を出したベストセラー作家。日本でも『ダ・ヴィンチ・コード実証学』(共著、イーストプレス、2006年)、『チベット――真実の時Q&A』(二玄社、2009年)、『仏教と西洋の出会い』(トランスビュー、2010年)、『ソクラテス・イエス・ブッダ』(柏書房、2011年)、『人類の宗教の歴史――9大潮流の誕生・本質・将来』(トランスビュー、2011年)、『生きかたに迷った人への20章』(柏書房、2012年)、『哲学者キリスト』(トランスビュー、2012年)、『イエスはいかにして神となったか』(春秋社、2012年)のほか、編者を務めたアベ・ピエール『神に異をとなえる者』(新教出版社、2012年)と、すでに九冊の翻訳本が出されている。
内容説明
若き日よりさまざまな宗教・哲学を遍歴してきた研究者にしてジャーナリストが、古今東西の宗教の教えと特徴を解説、無神論、哲学、科学、政治、社会との関係など多面的に考察しつつ、宗教の根源的な意味を問う。
目次
先史時代とシャーマニズム
女神から始まった神々の誕生
一神教はユダヤ人が考え出したのか
「神は愛である」と説いたイエス
神的なものの体験と不死の探究
東洋の叡智が説いた非人格的絶対者
ムハンマドの神
信議と理性―哲学者と科学者の神
無神論
神は狂信的か―宗教における暴力、女性蔑視、性の抑圧
心に語りかける神
神にはどのような未来があるのか
感想・レビュー
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沙羅双樹
ekka
ときお
近江