出版社内容情報
因果とは何か、法則とは何かという基礎的問題から、フェミニスト科学哲学などの話題まで、全ての哲学ファンに贈る概説書。
内容説明
ヘンペルやファン・フラーゼンから、クーンのパラダイム論、クワインの全体論、さらにソーカル事件や疑似科学との区別など多彩な議論をとりあげ、形而上学や認識論といった伝統的な哲学との関係を明確にしつつ、科学とその方法論の本性に挑みつづける科学哲学の豊饒な成果と可能性を紹介する最良の入門書。
目次
第1章 どうして科学哲学なのか
第2章 説明・因果・法則
第3章 科学的説明とその問題点
第4章 科学理論の構造とその形而上学
第5章 科学における理論化の認識論
第6章 歴史からの異論とポスト実証主義
第7章 科学の特徴への異議と哲学の根本的な問い
著者等紹介
ローゼンバーグ,アレックス[ローゼンバーグ,アレックス][Rosenberg,Alex]
1946年生まれ。1967年、ニューヨーク市立大学卒業。1971年、ジョンズ・ホプキンス大学でPh.D.を取得。シラキュース大学教授やジョージア大学教授を経て、2000年よりデューク大学哲学教授。現在、デューク大学R・テイラー・コール哲学教授。専門は、科学哲学(特に生物学の哲学、社会科学の哲学)および形而上学
東克明[ヒガシカツアキ]
1970年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京工業大学ほか非常勤講師。専門は科学哲学(特に量子力学の哲学)。2009年に科学基礎論学会奨励賞を受賞
森元良太[モリモトリョウタ]
1975年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、慶應義塾大学ほか非常勤講師、日本学術振興会特別研究員。専門は生物学の哲学、確率論の哲学
渡部鉄兵[ワタナベテッペイ]
1975年生まれ。北海道大学大学院理学研究科博士課程修了。博士(理学)。日本学術振興会特別研究員、東京工業大学ほか非常勤講師を経て、現在は民間企業に勤務。専門は物理学の哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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