人間性の価値を求めて―マックス・シェーラーの倫理思想

人間性の価値を求めて―マックス・シェーラーの倫理思想

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  • サイズ B6判/ページ数 242,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393322062
  • NDC分類 134.9
  • Cコード C0010

出版社内容情報

倫理とは何か? 生きる価値はどこに見出されるのか? 人間の基本的問題に新たな洞察を示した哲学的天才シェーラーの思想を跡づけつつ,新たな調和の時代への道を模索する。

内容説明

フッサール、ハイデガーと並ぶ現象学の父祖にして、「調和の時代」に向けて思索を展開した輝かしき天才、マックス・シェーラーの思想が、いま甦る。

目次

第1章 実質的価値倫理学
第2章 価値把握の歴史的性格
第3章 エートスと倫理学の歴史性
第4章 カイロス―現時点の要求
第5章 「ルサンチマン」と倫理学の歴史性―価値錯誤の源としてのルサンチマン
第6章 悔恨と人間の歴史性
第7章 愛と人間の歴史性
第8章 価値人格タイプ(理念的人格モデル)の役割
第9章 倫理学と「調和の時代」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bevel

4
さすがにシェーラー激押ししすぎじゃないかって不安になるけど、逆になぜシェーラーが読まれなくなったかを理解するためには良い一冊という感じ。価値の絶対的な序列の存在と、民族とその歴史に固有の価値の現れ方を認め、個人のレベルでは悔恨と愛によって完全な人間性を実現していくという感じ。歴史の要請としての「カイロス」論はちょっと面白かった。2023/02/14

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