内容説明
生の根源的変容に向けて。精神が動機を持っていないとき、それが自由であって、いかなる切望によっても駆り立てられていないとき、それが完全に静謐であるとき、そのとき真理は、それ自体としてある。
目次
改革、革命そして神の探求
騒がしい子供と静かな精神
注意があるところに、真実は現在する
退歩
変化の重要性
殺生
英知に生きることは単純であることだ
混乱と確信
動機なき注意
未知の海への旅〔ほか〕
著者等紹介
クリシュナムルティ,J.[クリシュナムルティ,J.][Krishnamurti,Jiddu]
1895年インド、マドラス近郊のバラモンの家に生まれる。1909年神智学協会の指導者リードビーターに見出され、“世界教師”の器として、霊的修行を開始。ヨーロッパ各地で学ぶ。1921年インドに帰国。“星の教団”の指導者となる。1929年「真理は組織化しえない」として、“星の教団”を解散、以後、世界中をめぐり、講話と著作をとおして人間の覚醒を促しつづける。1986年アメリカ、カリフォルニアのオーハイ峡谷で逝去
大野純一[オオノジュンイチ]
1944年、東京浅草に生まれる。一橋大学経済学部卒業。在学中より近代インドの宗教・思想に関心を持ち、特にスワミ・ヴィヴェカーナンダについて研究。現在、出版業に従事するかたわら各種翻訳に携わり、クリシュナムルティ等についての研究を継続している
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