出版社内容情報
気功の根本思想と修練法の要点を解説し、版を重ねてきたロングセラーに「死生観」と「日本化」を加えて一層の充実を図る。
内容説明
気功の根本思想を実践面から総合的に解説したロングセラーに、新たに2章を加えて一層の充実をはかる。
目次
第1章 気功ブームの背景
第2章 気功の基礎知識
第3章 気功の形
第4章 気功の呼吸
第5章 気功の意識
第6章 気功修練の段階
第7章 練功と修徳
第8章 気功と宗教について
第9章 気功はこころ
第10章 気功と生死
第11章 気功の「日本化」
著者等紹介
廖赤虹[リョウセキコウ]
1957年、中国生まれ。西安公路交通大学(現在、長安大学)卒業。同大学助手を経て、1986年、来日留学。1992年、横浜国立大学大学院修了。工学博士。科技庁特別研究員を経て、現在は民間消防防災企業の技術研究所勤務。中国馬氏気功点穴療法の日本全権代表。弟の廖赤陽氏とともに東京や神奈川を中心に気功や武術の指導も行っている
廖赤陽[リョウセキヨウ]
1960年、中国生まれ。厦門大学卒業。国立華僑大学講師を経て、1988年、来日留学。1997年、東京大学大学院修了。博士(文学)。現在は武蔵野美術大学教授。気功は一指禅功宗師・劉永言医師に師事。日本無為気功養生会会長、世界医学気功学会常務理事、日本医療気功学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろ☆
15
気功とは。気功の三要素、調身、調息、調心。自発動。2014/08/19
ミッキー・ダック
8
健康のために気功・太極拳を続けているが、練習方法ではなく気の理論についてここまで深く総合的に解説した本は初めてで、大変勉強になった。気功の本来の目的は、人間の生き方の作為性・囚われをなくして自然さ=仏教の悟り・自由な心を取り戻すことであって、健康法はほんの入り口であることを知る。「気功とはすぐれた自己洗脳術」という苫米地英人氏の理論にも繋がる。後天意識(思考・知識)を捨て、無為無想で心静かにして、先天意識(魂、潜在意識)に還り、天地との一体感を感じ、万法唯心(万物は心から生まれる)を知ることだという。2013/09/25
レンジャー
3
この本はどこで見つけて買ったんだったか。わかりやすく実践向きだった。
のりきよ
3
気功の概要や歴史から、修練する者が目指すべき方向性や心構えを説いてくれている。気功の基本は、リラックスして丹田に溜めた気を、経絡を通して全身に流すこと。そして気功の練習者は、力を抜くこと、頭であれこれ考えないこと、こだわりのない心をもつこと、作為性を排除し無為に(自然体で)生きること、が大切である。人には元神と識神があり、現代社会は識神ばかりを働かせているため、気功でいう調心で頭をリラックスさせ無の状態を作り出すこと(入静)で、元神の働きを活性化させることが大事なのだ。曖昧だったことが色々と整理された。2018/02/25
ふみふむ
3
気功整体が効いて興味がでて、その原理を知ってみたくて読んでみた。例えがピンとこなかったりで、結局理解できていない。再読したい。2015/08/16