出版社内容情報
二十一世紀,「これからの精神のかたち」とはいかなるものか。そのありかとゆくえをめぐって,時代を見据える二人が縦横無尽に語る。スリリングな予言に満ちた,注目の書。
内容説明
本書は、真の、トータルな意味での「健康」について、論議している。人間を人間たらしめ、癒しや気づきや創造の病いや「健康」に、導き促していく存在基盤としての「霊性」にフォーカスしている。
目次
序章 出会いの風景
第1章 土地のちから
第2章 沖縄とシャーマニズム
第3章 イニシエーションと密教
第4章 セクシュアリティとスピリチュアリティ
第5章 これからの精神のかたち―語りえぬものに向けて
著者等紹介
加藤清[カトウキヨシ]
1921年神戸生まれ。京都大学医学部卒業。’72年国立京都病院に精神科を設立、医長となる。’86年同病院退官後、京都博愛会病院精神科顧問を経て、現在、隈病院顧問医師。精神病理・精神療法学会、芸術療法学会などの設立に貢献し、精神医学界の指導者ならびにセラピストを数多く育てる。著書に「この世とあの世の風通し」(共著)「分裂病者と生きる」(共著)「異常心理学講座」第3,6巻(共著)「精神の科学」10(共著)「癒しの森」(監修)、共訳に「臨床ユング心理学」など多数
鎌田東二[カマタトウジ]
1951年徳島県生まれ。国学院大学文学部哲学科卒、同大学院神道学専攻博士課程修了。現在、武蔵丘短期大学助教授。宗教哲学、比較文明学、民俗学、日本思想史、人体科学など多様な学問を闊達に横断する気鋭の研究者。著書に「神と仏の精神史」「翁童論」「老いと死のフォークロア」「エッジの思想」「翁童のコスモロジー」「謎のサルタヒコ」「隠された神サルタヒコ」「宗教と霊性」「神道用語の基礎知識」「神界のフィールドワーク」「記号と言霊」「霊性のネットワーク」「聖地への旅」など多数
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