明治大帝の誕生―帝都の国家神道化

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明治大帝の誕生―帝都の国家神道化

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393299517
  • NDC分類 170
  • Cコード C0014

内容説明

1912年、人々の心をとらえた「神聖天皇」。明治から大正にかわる100年ほど前、民衆の天皇崇敬が一気に高まり、その熱狂は国民の思想と言論の自由を徐々に奪っていく。その歴史的一大転換点をマスコミ・知識人の言動からドラマチックに実証し描き出す。

目次

明治天皇崩御と国家神道の新たな展開
明治聖徳論の展開と天皇崩御
明治天皇の大喪と乃木希典の殉死
乃木希典の殉死と軍旗の神聖化
「軍国美談」のスーパーヒーローの誕生
明治天皇の崩御と大衆参加による神聖化
国民の「熱誠」と明治神宮創建への動き
二重橋前平癒祈願と大衆の「熱誠」
群衆が育てた国家神道
石橋湛山が捉えた集合的沸騰の日本
天皇への「熱誠」の美化と桐生悠々の抵抗
知識人の神道観・天皇観の変容
皇室=神社の一体性と国家神道の新展開
天皇崇敬で高揚する群衆の系譜
日露戦争から戦後への群衆の昂揚
治安と言論統制による天皇神聖化
皇室を究極的な善とする治安体制
大逆事件と世論誘導
大逆事件がよびさました皇道論
国体論に基づく思想・言論の抑圧を批判する可能性
天皇崇敬秩序に服する「かのように」
知識人が国家神道を進んで担う時代
神聖天皇に近づいていく学者・著述家ら
宗教運動が神聖天皇崇敬を増幅する

著者等紹介

島薗進[シマゾノススム]
1948年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。東京大学大学院人文社会系研究科教授(宗教学)などを経て、上智大学教授。東京大学名誉教授。専門は宗教学、日本宗教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masatoshi Oyu

5
本書のねらいは、国家神道や神聖天皇崇敬がどのように人々に浸透し、社会生活を規制していったかを捉えることにある(本書より)。蓋しその理由は、国民の思想や表現の自由が侵害され、全体主義へと転落する過ちを再び起こさないためだろう。2021/03/07

mittsko

4
同時刊行『神聖天皇のゆくえ』につづき、熟読…(*'▽') 本書はとくに、明治末の日露戦争から大正前期の明治神宮の創建運動までの期間をフィーチャーします。『ゆくえ』との記述の重複も多いですが、明快な概念と歴史理解のゆえ、ひたすら勉強させていただきました。本書の特徴は、まるで、平山昇『初詣の社会史』、佐藤一伯『明治聖徳論の研究』という二冊の先行研究への、一冊を丸々使った書評、ないしはレスポンスであるかのようだ、という点。先行研究の渉猟から独自の歴史観が組み上げられていく様は、とてもスリリング。オススメ!2019/06/20

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