出版社内容情報
春日大社は、今年、式年造替(しきねんぞうたい)を迎える。式年造替は、20年に一度、神社社殿をすべて造り替えるという大行事で、千年にわたって継続されてきた歴史的な事業である。春日大社のみならず、神道界・宗教界全体にとって、意義深い大変大きな宗教的文化的事業にほかならない。その記念すべき年にあたり、春日大社の花山院宮司みずからが、式年造替をはじめとして、春日大社や〈神道〉について、その歴史を踏まえつつ示唆深く語る。あわせて、この混迷の時代に、〈日本人の心〉をもって生きることの大切さを、滋味豊かに力強く語る。「神道」と「日本人」を考える上で、画期的な書が誕生。
花山院 弘匡[カサンノインヒロタダ]
1962年、佐賀県生まれ。1986年、國學院大學文学部神道学科卒業。奈良県立高等学校教諭を歴任し、2008年、春日大社宮司に就任、現在に至る。藤原氏貴族の流れを汲む花山院家第33代目当主。
内容説明
悠久の時を超えて。二〇年に一度の「式年造替」の春日大社。いまこの激動の時代に、“神道”と“日本人の心”をもって力強く生きることの大切さを、春日大社宮司が示唆豊かに語る。
目次
1(神さまの心―式年造替と遷座祭をめぐって)
2(幸せになる―三社託宣と春日曼荼羅のことなど;水・いのち・自然―御蓋山と春日山のことなど;祈り・信じるということ―大祓のことなど;日本人と祭り―春日祭と春日若宮おん祭のことなど)
3(わたしはなぜ宮司になったか―花山院家のことなど)
著者等紹介
花山院弘匡[カサンノインヒロタダ]
1962年、佐賀県生まれ。1986年、國學院大學文学部神道学科卒業。奈良県立高等学校教諭を歴任し、2008年、春日大社宮司に就任。花山院家は、五摂家に次ぐ九清華家の一つで旧侯爵家。花山院家第33代目当主にあたる。春日大社宮司としては明治以降で第11代目となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あまね
まめ