“オウム真理教”を検証する―そのウチとソトの境界線

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“オウム真理教”を検証する―そのウチとソトの境界線

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393299289
  • NDC分類 169.1
  • Cコード C0014

出版社内容情報

地下鉄サリン事件から20年――。オウム真理教とはいったい何か。今日の問題としてのオウムを考究、深層をえぐり出す画期的論考。

地下鉄サリン事件から20年――。オウム真理教とはいったい何か。事件への記憶と関心が薄れるなか、今日の問題として多角的な視点からオウムを考究し、その深層をえぐり出す画期的論考。宗教を考える上で必読の書。

【著者紹介】
1948年、鹿児島県生まれ。東京大学文学部卒。現在、國學院大學神道文化学部教授、國學院大學日本文化研究所所長、宗教情報リサーチセンター長。博士(宗教学)。専門は、宗教社会学、教派神道や新宗教研究など多岐にわたる。著書に、『現代宗教事典』(編)『教派神道の研究』『海を渡った日本宗教』『新宗教の解読』『神道』など多数。

内容説明

地下鉄サリン事件から20年。事件への記憶と関心が薄れゆくなか、今日の問題として多角的な視点からオウムを考究し、その深層をえぐり出す。“宗教”と“人間”を考えるうえで必読の書。

目次

第1章 麻原言説の解読
第2章 引き返せない道のり―なぜ麻原の側近となり犯罪に関与していったのか
第3章 疑念を押しとどめるもの―脱会信者の手記にみるウチとソトの分岐点
第4章 科学を装う教え―自然科学の用語に惑わされないために
第5章 暴力正当化の教えに直面したとき―何をよりどころに考えるか
第6章 メディア報道への宗教情報リテラシー―「専門家」が語ったことを手がかりに
第7章 学生たちが感じたオウム真理教事件―宗教意識調査の一六年間の変化を追う
第8章 今なおロシアで続くオウム真理教の活動―日本とロシアの並行現象
特別寄稿 地下鉄サリン事件遺族の二〇年

著者等紹介

井上順孝[イノウエノブタカ]
國學院大學神道文化部教授、(公財)国際宗教研究所・宗教情報リサーチセンター長。1948年生。東京大学大学院博士課程中退。博士(宗教学)。1998年から宗教情報リサーチセンター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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テツ

21
社会に馴染めず、そこから生じる孤独感や焦燥感に耐えられず、何かに&誰かに救済を求めてしまう人間はどんな場所でも時代でも一定数存在するのだろう。そうしたドロップアウトしてしまいそうな方々の受け皿となった組織が内部での妄想を滾らせ先鋭化し、狂気に満ち満ちた集団となっていくのも予想はできる。じゃあどうするのか。それなりのエリートや「良い子たち」が抱える空虚さをどうしたら忘れさせてやることができるのか。オウムがやらかした反吐が出るような犯罪への裁きと糾弾は勿論大切だけれど、これを教訓として学ばなければならない。2022/11/14

hiratax

3
ビデオ、ラジオ、出版物などメディアの観点からオウムを総括した「情報時代のオウム真理教」の続編というべきもの。オウムを知らない平成生まれの学部生向けに書かれたテキストなのだという。オウムを知り、興味もある人間にとっては冗長なテキストも続くが、地に足をつける、論理を飛躍させないためには必要だ。超越、抽象的なものへの志向など、若い人間が持ちがちな考えこそオウム的なるものだ。そもそも宗教は危険だ、的な山折哲雄の物言いなどへの批判も現実的である。2016/06/13

るりこ

2
脱会信者の手記は興味深かった。全体的に難しめ。情報はとくに濃いわけではなく、既存の手記や本、データから情報を読み取って、それについて意見を書いている感じ。オウム真理教を知るための参考文献ガイドラインとして受けとめよう。そしてこの本は続き物のいわば二巻らしい…。知らなかった2016/03/15

kenitirokikuti

1
国際宗教研究所・宗教情報リサーチセンターのオウム真理教研究プロジェクトによるもの。ロシアの大乗仏教内のオウムと、日本の大学生が持つオウム像調査がおもしろい。後者について。宗教系高校から非宗教系大学へ進むとカルト対策に積極的支持率が増し、非宗教→宗教だと減る。意外にも、宗→宗、非宗→非宗は同じ数値である。2015/12/12

マイ

0
これを狂気や洗脳という言葉で片付けていいのか。そう考えると何か違う気はする。社会が辛すぎる人のために宗教という逃げ場がある以上、反社会的なものになるのは構造上仕方のないことだ。 目新しい視点や情報がなかったのは残念。2022/01/16

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