出版社内容情報
地下鉄サリン事件から20年――。オウム真理教とはいったい何か。今日の問題としてのオウムを考究、深層をえぐり出す画期的論考。
地下鉄サリン事件から20年――。オウム真理教とはいったい何か。事件への記憶と関心が薄れるなか、今日の問題として多角的な視点からオウムを考究し、その深層をえぐり出す画期的論考。宗教を考える上で必読の書。
【著者紹介】
1948年、鹿児島県生まれ。東京大学文学部卒。現在、國學院大學神道文化学部教授、國學院大學日本文化研究所所長、宗教情報リサーチセンター長。博士(宗教学)。専門は、宗教社会学、教派神道や新宗教研究など多岐にわたる。著書に、『現代宗教事典』(編)『教派神道の研究』『海を渡った日本宗教』『新宗教の解読』『神道』など多数。
内容説明
地下鉄サリン事件から20年。事件への記憶と関心が薄れゆくなか、今日の問題として多角的な視点からオウムを考究し、その深層をえぐり出す。“宗教”と“人間”を考えるうえで必読の書。
目次
第1章 麻原言説の解読
第2章 引き返せない道のり―なぜ麻原の側近となり犯罪に関与していったのか
第3章 疑念を押しとどめるもの―脱会信者の手記にみるウチとソトの分岐点
第4章 科学を装う教え―自然科学の用語に惑わされないために
第5章 暴力正当化の教えに直面したとき―何をよりどころに考えるか
第6章 メディア報道への宗教情報リテラシー―「専門家」が語ったことを手がかりに
第7章 学生たちが感じたオウム真理教事件―宗教意識調査の一六年間の変化を追う
第8章 今なおロシアで続くオウム真理教の活動―日本とロシアの並行現象
特別寄稿 地下鉄サリン事件遺族の二〇年
著者等紹介
井上順孝[イノウエノブタカ]
國學院大學神道文化部教授、(公財)国際宗教研究所・宗教情報リサーチセンター長。1948年生。東京大学大学院博士課程中退。博士(宗教学)。1998年から宗教情報リサーチセンター長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
テツ
hiratax
るりこ
kenitirokikuti
マイ