スピリチュアリティ革命―現代霊性文化と開かれた宗教の可能性

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393299265
  • NDC分類 160.4
  • Cコード C0014

内容説明

スピリチュアリティは、宗教の核心である。その類型・構造・原理を明かし、現代霊性文化の諸相と背景を探り、未来の「開かれた宗教」の可能性を問う、画期的論究の誕生。

目次

第1章 スピリチュアリティの全域化―ポスト/モダニズムと孤独の超克
第2章 スピリチュアリティとは何か―その類型・構造・原理
第3章 現代スピリチュアリティ文化の背景―ニューエイジ・トランスパーソナル心理学・新宗教運動
第4章 現代スピリチュアリティ文化と日本的霊性―大地・世間・祖先の脱構築へ
第5章 セラピー文化と宗教の復権/再編成―スピリチュアルケアとセルフヘルプ
第6章 現代アニミズムと大衆文化―スピリチュアルブーム・表象文化・慰霊
第7章 新宗教文化の全体的スピリチュアリティ―教派神道からオウム真理教まで
第8章 現代スピリチュアリティ文化の課題―開かれた宗教の可能性

著者等紹介

樫尾直樹[カシオナオキ]
1963年生。慶應義塾大学文学部准教授。宗教学専攻。東京大学大学院人文科学研究科宗教学・宗教史学専攻博士課程修了。早稲田大学、東京外国語大学助手、フランス国立高等研究院客員教授、同科学研究センター共同研究員などを経て、現職。日本、フランス、韓国、コートディヴォワール、カリブ海などをフィールドとして、「スピリチュアリティ」をキーワードに、現代人のこれからの絆のあり方と宗教文化の関わりを研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うちこ

0
「これは宗教ではありません」と言いたくなってしまう日本。その背景を、この著者さんがわかりやすく解説してくれています。 ヨーガもテレビと一緒で、その空間で垂れ流されるものを教授するだけでは「慢心を取り去る仕組」を学ぶことはできないし、いまは師をみつけて云々……という時代ではないから、インスタントな提案に対しては慎重でありたいと思う。マーケットとしてのスピリチュアルを観察できるくらいの分解力が必要なので、いろいろ参考になった。 2011/10/02

みやか

0
20時36分読了。指定参考文献。社会(というか世間?)には「社会的責任をまっとうでき、他者に迷惑をかけない個人」であることを求められるとはなく求められているような気がするけれど、社会とは「弱い自己」の集合体なのだなぁと気付いた。本来は宗教から得ていた精神的養分が、現代では得づらくなってきている。その代替(あるいは互換)としてスピリチュアリティが存在していると考える。他者をおもい遣るこころを持ち、感謝を知り、おだやかなこころもちで暮らせるのであれば、それらの得方は人それぞれで良いとおもった。2011/12/06

mittsko

0
批評がむずかしい… どういうスタンスで評したら…2010/04/26

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