内容説明
日常の生活の中で、日本人として生きるとはなにか。“神道”を生きるとは、いったいどういうことか。「からだ」で知り、日々、実践することの大切さを切々と語る注目の書。
目次
宇宙百五十億年の歴史とは
見えないものを大切にする
ものが移り変わるには、その中間のものが大切
中庸とはなにか
生涯現役ということ
発酵の不思議
温故知新とは
文化と「いのち」
列島誕生の謎
人類の進化
進化の鍵「おばあちゃん」
不易流行ということ
水とはなにか
伝えること・伝わること
著者等紹介
葉室頼昭[ハムロヨリアキ]
昭和2年東京に生まれる。昭和28年学習院初・中・高等科をへて、大阪大学医学部卒業。昭和30年大阪大学医学部助手。昭和33年医学博士。昭和38年大阪市大野外科病院長。昭和43年葉室形成外科病院を開業。平成3年神職階位・明階を取得。平成4年枚岡神社宮司。平成6年春日大社宮司。平成11年階位・浄階、神職身分一級を授けられる。平成20年春日大社長老(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダンゴ☆ルッチ
2
言葉で伝える難しさを改めて思いました。何事も安易な道に走らず、自分自身で体現していくことが 遠回りのようで結果的には確実なのかもしれません。2018/01/07
nemuri
1
春日大社に行って説法(?)を聞きたかったのだが、1月に亡くなられてしまった……。2009/07/06
カムナビ
0
『古事記』は稗田阿礼という語部が語った歴史を、太安万侶という人が中国から入ってきた感じを当てはめて作ったものです。つまり、古事記は奈良時代にできていますが、その内容はずっとずっと遡り、いつできた内容なのかはわかっていません。 高天原は「高天原」と書くと何か原っぱを想像してしまいますが、本来は「たか・まか・はら」なのです。 「はら」の「は」は命が生まれるという意味で、「はは」はお母さんの意味になります。「ら」は「等」であり、「はら」というのは命がたくさん生まれるところという意味になるのです。2015/03/06