彼岸の時間―“意識”の人類学 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 300,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393291979
  • NDC分類 389
  • Cコード C0014

出版社内容情報

憑霊、葬送、タントラ、瞑想、サイケデリックス。世界のあらゆる境界でフィールドワークを行ない、“意識の神秘”を解体する試み。

内容説明

シャーマニズム、葬送儀礼、臨死体験、タントラ、瞑想、サイケデリックス…。世界の根源的な“神秘”を丹念なフィールドワークから検証する画期的試み。

目次

第1部 反転する時間―シャーマニズム的リアリティ(他界への旅―アマゾンのシャーマニズムと臨死体験)
第2部 循環する時間―共同体的リアリティ(象徴としての世界―バリ島民の儀礼と世界観;穢れた女の聖なる力―インド世界とタントリズムの思考 ほか)
第3部 消滅する時間―瞑想的リアリティ(“自我”という虚構―インド‐チベットの瞑想哲学;転生するのは誰か―「霊魂の死後存続」をめぐる論争 ほか)
第4部 前進する時間―資本主義的リアリティ(理性と逸脱―ミクロネシアのドラッグカルチャー;聖なる狂気―沖縄シャーマンの巫病は「精神病」か? ほか)
第5部 明滅する時間―ポストモダン的リアリティに向けて(回帰でもなく超越でもなく―アマゾン的未来の可能性・日本的未来の可能性)

著者等紹介

蛭川立[ヒルカワタツ]
京都大学で生物学を、東京大学で人類学を学ぶ。現在、明治大学情報コミュニケーション学部准教授。ベゼッハ・ヂ・メネゼス大学付属ブラジル心理生物物理学研究所客員研究員などを歴任。アマゾン・メキシコなどの、向精神性植物を用いたシャーマニズムと、タイ、チベットなどの、東洋的な瞑想技法を比較研究しつつ、人間の意識状態の「地図」を作りたいと考えている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

arisa

1
うわー おんもしろかった.....。飲酒して若干理解力鈍った状態で読むとなおのこと。シャーマニズムに変性意識、ドラッグと深層心理学等々意識をテーマにあちらとこちらを行ったり来たり、文章が軽くてエッセイか旅行記みたいな読み心地なのもいい。何が良いも悪いもなくて、ただ圧倒的な生がある。2022/05/11

林克也

1
人間の深層を表出させる方法についてのフィールドワーク。非常に興味深い。2010/03/13

ひで

1
旅に出たくなった。できるだけ無計画に。2012/01/24

floclo

1
性、薬、男女、労働を巡る宗教の構造化と内的世界の旅の物語。本書を入り口として世界観を広げていきたい。

nonta

0
★★★★☆ アヤワスカ茶を飲みたい。2021/02/14

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