“公共宗教”の光と影

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  • サイズ B6判/ページ数 316p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393291931
  • NDC分類 161.3
  • Cコード C0014

内容説明

宗教は「戦争の火種」なのか、それとも「共通善」への道なのか。多様な文化・価値がぶつかりあう現代世界で平和への不可避の難題である「宗教問題」を政治・宗教・文化の三極構造の分析を通して鮮やかに浮かび上がらせる、画期的論考。

目次

1部 公共宗教と深層文化の回路―基礎的考察(公共宗教の帯域;トライアングル・スキームの射程;トライアングル・スキームの展開;宗教ナショナリズムに動員されないもの)
2部 近代日本の話題―解釈的事例(近代日本の公共宗教と深層文化―主題のスケッチ;天皇の銅像―物質化のためらい;日猶同祖論―世界史の中心をめざす起源神話;大本霊学と日蓮主義―二つの「公共宗教をめざすもの」)
現代的課題のための補論

著者等紹介

津城寛文[ツシロヒロフミ]
1956年、鹿児島県に生まれる。東京大学農学部林学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科宗教学宗教史学専門課程博士課程単位取得退学。博士(宗教学、国学院大学)。城西国際大学助教授、静岡県立大学教授などを経て、筑波大学大学院人文社会科学研究科哲学・思想専攻教授
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