出版社内容情報
天皇制のアイデンティティとは何か? 歴史学・民俗学・社会学の視角から民族史の深部を探る白熱の討論。記念碑的名著の復刊。
【著者紹介】
1928年、山梨県生まれ。東京大学史学科卒。神奈川大学短期大学部教授などを歴任。著書に『無縁・公界・楽』日本中世の百姓と職能民』等多数。2004年逝去。
内容説明
歴史学・民俗学・社会学の視覚から日本的権力の深層構造を解剖する白熱の討論。記念碑的名著。
目次
第1章 古代王権のコスモロジー―王権と“外部”
第2章 後醍醐の新政と民族史的転換―“聖”と“賎”の変化
第3章 王権の変質―天皇制はいかにして存続したか
第4章 近世社会における天皇の位置―フォークロアの中の天皇
第5章 江戸王権の支配構造―階級社会と“礼”の構造
第6章 現代の民俗コードと天皇制
著者等紹介
網野善彦[アミノヨシヒコ]
1928年、山梨県生まれ。東京大学史学科卒業。神奈川大学短期大学部教授などを歴任。歴史学。2004年2月逝去
上野千鶴子[ウエノチズコ]
1948年、富山県生まれ。京都大学大学院社会学博士課程修了。社会学者。専攻は、女性学、ジェンダー研究。立命館大学特別招聘教授、東京大学名誉教授、NPO法人WAN理事長
宮田登[ミヤタノボル]
1936年、神奈川県生まれ。東京教育大学大学院日本史学博士課程修了。筑波大学教授、神奈川大学教授などを歴任。民俗学。2000年2月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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