空と神のダイナミズム―米国人神父の魂の巡礼

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393281154
  • NDC分類 198.24
  • Cコード C1014

出版社内容情報

アメリカ人の神父が日本での坐禅によって〈悟り〉体験をし,新たなキリスト教信仰への道を見出すまでの遍歴を赤裸々に語った,東洋と西洋の霊性の出会いの記録。

内容説明

禅仏教の体験を通して“神”を捉え直し、地球化時代の新たな神学を模索する、真摯にしてスリリングな魂の冒険。

目次

第1部 渡行(渡行前;船出―意識の冒険へ;禅へ;独参 ほか)
第2部 帰還(新しいパラダイム;永遠のいのち―今;大規模な変革;神論 ほか)

著者等紹介

ハンド,トーマス・G.[ハンド,トーマスG.][Hand,Thomas G.]
1920年生まれ。1938年、十八歳でイエズス会に入会する。米国ワシントン州スポキャン(Spocane)のゴンザガ大学(Gonzaga Univ.)にて哲学のB.A.,M.A.、また、1952年、サンタ・クララ大学においてS.T.L.(Licentiate in Sacred Theology神学修士号)を取得する。1953年から1982年まで日本に滞在し、広島学院中・高等学校、上智大学短期大学等で英語教育に携わりながら、数々の黙想指導を行う。その間、鎌倉の山田耕雲老師のもとで本格的な坐禅修行に励む。現在カリフォルニア、バーリンゲイムのマーシー・センター(Mercy Center)の指導司祭

本多正昭[ホンダマサアキ]
1929年生まれ。九州大学(哲学科)でB.A.,M.A.を、米国でD.Th.を取得。1952年4月、ニーチェに心酔して哲学科に編入するが、のちアウグスチヌスに遭遇してキリスト教に回心する。大学院を経て外地留学。聖ドミニコ会の哲学院でドミズムに専念するが、違和感を免れず。東洋に郷愁を感じ、心身症を患う。帰国後、仏教に魅せられ、カトリック系の女子大学に十一年奉職しながら、その間、私的には老仏哲・中山延二博士に師事し、仏教とキリスト教の相互浸透の可能性を探る。1978年4月より十四年間、産業医科大学医学部教授として、その視点から医学生のための人間学を講ずる。のち彦根市聖泉短大学長や京都ノートルダム女子大学学長を経て、現在、山麓の総合人間学研究所長。神学博士。産業医科大学とノートルダム女子大学の名誉教授

中野信子[ナカノノブコ]
1941年生まれ。早稲田大学、九州大学で英文学のB.A.,M.A.を取得。現在北九州市の産業医科大学産業保健学部助教授。同人誌『葦牙』同人
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