宗教文明叢書
宗教文学の可能性

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393212127
  • NDC分類 904
  • Cコード C0016

出版社内容情報

さまざまな文化は人間精神の根源にある〈聖なるもの〉への希求をどう表現してきたか。ギルガメシュ叙事詩,源氏物語から現代小説まで,宗教と文学の多彩な交渉を問い直す。

内容説明

さまざまな文化は、人間精神の根源にある“聖なるもの”への希求をどう表現してきたか。ギルガメシュ叙事詩、源氏物語から現代小説まで、宗教と文学の多彩で奥深い交渉を問い直す。

目次

1 現代文学の宗教性(エッセイストと仏教―「趣味」と「実益」;国民・物語・宗教―ヘミングウェイの戦争小説の読み方;アニミズム・シャーマニズム世界の復権―北欧の先住少数民族サーミ人の文芸の現在)
2 日本文学の宗教性(『源氏物語』と仏教―浮舟の出家をめぐって;無常を越えようとする思想―道元の場合;いのちの贈り物―遠藤周作氏の最期を通して)
3 諸宗教における文学(イシュタルの「誘惑」―『ギルガメシュ叙事詩』とその周辺;古代ギリシア文学における神;印度古典籍に見える歴史意識と時代区分 ほか)
4 キリスト教文学(キリストの生まれられた土地;演劇にみる愛のかたち―宗教の影響;ベルナノスの小説に見る分身の諸相 ほか)