内容説明
東に喜ぶ人あれば、西に悲しむ人もある。この世は楽ばかりではないけれど、いろんな人が集まって、織りなす人間模様の綾にしき。日常の些事にきらめく人生の真実と、みほとけの教えを生かす智慧、古人から伝わる日本の心を、巡礼の達人・心空和尚が見事にすくいとって見せてくれる涙ありペーソスありの元気が出る法話集。
目次
第1章 生きる(無財の布施;小鳥と赤いバラ ほか)
第2章 祈る(追善供養の意義;地獄を見るべし ほか)
対談 観音の道を歩む(秘仏・馬頭観音、七十七年ぶりのご開帳;西国巡礼は観音の道 ほか)
第3章 想う(終戦時の憶い出―私の戦争体験;反骨の武人、水野広徳大佐 ほか)
著者等紹介
松尾心空[マツオシンクウ]
1928年、大阪府堺市に生まれる。京都大学文学部哲学科卒。1955年、西国29番札所松尾寺住職となる。現在は、松尾寺名誉住職。徒歩巡礼の会である「アリの会」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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