出版社内容情報
空海をキーパーソンに奈良から江戸時代までに活躍した重要な密教僧20人の生涯と思想を通して、日本密教の流れを語る。
内容説明
密教は時代とどうかかわったか。最新の研究成果にもとづく詳細な空海伝と、個性豊かな密教者たちの生涯をとおして、奈良から江戸時代までの密教の歴史を紐解く。
目次
第1章 空海以前―役行者・玄〓(ぼう)・道鏡(黎明;役行者―民衆レヴェルの密教、修験道の開祖;奈良密教 ほか)
第2章 空海―日本密教の創造者(若き日の謎;秘法の実践;密教の本場、唐へ渡る ほか)
第3章 空海以後―台密と東密の展開(空海を継ぐ人々;中世の密教僧;近世・近代の密教僧)
著者等紹介
正木晃[マサキアキラ]
1953年、神奈川県生まれ。筑波大学大学院博士課程修了。国際日本文化センター客員助教授等をへて、現在、慶應義塾大学非常勤講師。専門は宗教学(チベット・日本密教)。特に修行における心身変容や図像表現を研究。独自のマンダラ塗り絵を考案し、15年以上前から大学の講義などに取り入れている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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