安田理深 唯識論講義〈下〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 378p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393166116
  • NDC分類 183.94
  • Cコード C1015

出版社内容情報

真宗学者安田理深の最終講義を再現。西洋近代哲学にも目を配りつつ、実存的・求道的な問題意識から唯識思想を解明する「唯識論」。

内容説明

西洋近代哲学をも視野に入れつつ、実存的・求道的な問題意識から、唯識思想の本質を解明しようとする、安田理深師の最晩年の講義録。迫真の言葉に満ちた名講義を再現。

目次

修多羅とアビダルマ
唯識論の背景としての『摂大乗論』―浄土への道
国土を求めるということ―宗教的要求
浄土への道―五念門
「如実修行」―奢摩他と毘婆舎那の正依と所住
大菩提心に住する学び
インド語と漢語での表現の仕方の特質
帰敬頌にある三宝
「唯識性そのもの」は言葉ではない
仏教学と仏教教学(仏になるための学び)〔ほか〕

著者等紹介

安田理深[ヤスダリジン]
1900年、兵庫県生まれ。仏教哲学者。真宗大谷派僧侶。青年時代に東洋哲学やキリスト教などを学んだが、金子大栄の著作に触れて親鸞思想に目覚め、大谷大学へ入学。35才頃から私塾相応学舎を主宰し、親鸞思想や、唯識論などの講義を生涯にわたり行った。その学識から幾度も大学教授などの誘いがあったが、生涯無位無官を貫いた。1982年、死去

本多弘之[ホンダヒロユキ]
1938年、中国黒龍江省に生まれる。1961年、東京大学農学部林産学科卒。1966年、大谷大学大学院修了。大谷大学助教授などを経て、現在、親鸞仏教センター所長。真宗大谷派本龍寺住職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。