出版社内容情報
女性の禅僧として今もっとも活躍し「世界の青山」といわれる著者が、禅のことばに真の生きる方途を模索する禅的人生論。
内容説明
“今、ここを天の心にしたがって生きる”。「心地よい眠りたまわりさめし朝沙羅椿の花笑みて咲きおり」当たり前の生活の中の“働き”に目覚める禅の智慧。
目次
一句に出会い、それも越えてゆく―第六十八則 夾山揮剣
宗教とは私の目、耳、アタマをつくり変えること
頭で運転しているうちは駄目―第六十九則 南泉白〓(こ)
竹の子の配役、竹縄の配役―第七十則 進山問性
お盆の心や盆踊りの由来―第七十一則 翠巌眉毛
説けないところを説くおそれ
「仏」について祖父と孫との語らい―第七十二則 中邑〓(せん)猴
気づいたときおのずから縄はとける―第七十三則 曹山孝満
幼な児が“お母さん”と呼ぶように―第七十四則 法眼質名
生老病死が仏の姿―第七十五則 瑞巌常理〔ほか〕
著者等紹介
青山俊董[アオヤマシュンドウ]
昭和8年、愛知県一宮市に生まれる。五歳のとき、長野県塩尻市の曹洞宗無量寺に入門。15歳で得度し、愛知専門尼僧堂に入り修行。その後、駒澤大学仏教学部、同大学院、曹洞宗教化研修所を経て、39年より愛知専門尼僧堂に勤務。51年、堂長に。59年より特別尼僧堂堂長および正法寺住職を兼ねる。現在、無量寺東堂も兼務。昭和54、62年、東西霊性交流の日本代表として訪欧師、修道院生活を体験。昭和46、57年インドを訪問。仏跡巡拝、並びにマザー・テレサの救済活動を体験(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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