出版社内容情報
心を込めて献立を練ること,材料を大切にすること日常の料理はそのまま禅の修行であるとの道元禅師の教えから,“今,ここ”を大切にせよと易しく語る講演録。(付全原文)
内容説明
道元禅師の説く食事作りの心得を、尼僧堂堂長が自らの修行体験を通して提唱する講話集(付全原文)。
目次
第1章 食事供養の心(お釈迦さまが遺された無限のお徳にあずかっている;施物は善悪、多少ではなくどれほど真心がこめられているか ほか)
第2章 典座の道心(台所仕事が仏事であることを知らない;下働きにいいつけ、典座自身は行って見もしない ほか)
第3章 三つの心構え(どんなことも幸いにと受けとめる心(喜心)を持て
三宝供養の食事づくりにありがたく当らせていただく ほか)
第4章 そのままをいただく(本気になれば人にも教えにも出会える;死は「気づけよ」の仏の慈悲 ほか)
著者等紹介
青山俊董[アオヤマシュンドウ]
昭和8年、愛知県一宮市に生まれる。5歳の時、長野県塩尻市の曹洞宗無量寺に入門。15歳の時、得度して愛知専門尼僧堂で修行。駒沢大学仏教学部・同大学院・曹洞宗教化研修所を卒業後、愛知専門尼僧堂に勤務。昭和51年より愛知専門尼僧堂堂長。昭和59年より特別尼僧堂堂長、正法寺住職を兼ねる。無量寺住職も兼務。参禅指導・講演などに活躍するほか、茶道・華道も教授
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