出版社内容情報
仏教界を代表する禅僧と異色の僧医が、現代日本の社会・人生・宗教をにらんで、縦横無尽の議論を展開する、刮目の現代仏教論。
内容説明
いま日本人はどう生きるか。仏教界を代表する禅僧と異色の僧医が、現代日本の行方を見据え、未来を展望する、刮目の対論。
目次
第1章 行動する禅―いま私が目指すもの(人生の出会い;禅を生きる ほか)
第2章 生老病死の中の仏教(「葬式仏教」について;エンゲイジド・ブディズムをめぐって ほか)
第3章 仏教と非暴力と戦争をめぐって(仏教は平和の宗教か;懺悔ということ ほか)
第4章 “いのち”と“たましい”の安心(脳死は人の死か―脳死と臓器移植をめぐって;いのちの贈り物? ほか)
著者等紹介
河野太通[コウノタイツウ]
1930年、大分県に生まれる。1953年、花園大学仏教学科卒業、神戸祥福寺専門道場に入門。花園大学禅文化研究所員、花園大学学長、祥福寺住職・僧堂師家などを経て、現在、臨済宗妙心寺派管長。姫路龍門寺住職、社団法人南太平洋友好協会会長、アジアの友を支援するRACK代表。現代日本を代表する禅僧
対本宗訓[ツシモトソウクン]
1954年、愛媛県に生まれる。1979年、京都大学文学部哲学科卒業。京都嵯峨天龍僧堂にて修行。1993年~2000年、臨済宗佛通寺派管長・師家として国内外で禅の指導につとめる。2000年、帝京大学医学部入学。同年、佛通寺派管長を辞任。2006年、帝京大学医学部卒業。現在、内科医・僧医として活動の日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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