内容説明
いま禅はどうあるべきか。仏教に救いはあるのか。仏教界を牽引する禅僧と、異色の僧医が、現代日本の社会・宗教・政治をにらみながら、縦横無尽、侃々諤々の議論を展開する刮目の書。
目次
第1章 人は裸で生まれ、裸で死ぬ―生老病死の救い(「生老病死」の現場;死を看取る;人は裸で生まれ、裸で死ぬ ほか)
第2章 魂のぶつかり合い―禅の修行・人生の修行(般若林のこと―二人の出会い;出会いが人生である;魂のぶつかり合い―師と弟子 ほか)
第3章 人の“いのち”、世界の“いのち”―未来から来る禅(禅の道を歩む;生老病死の中の禅;禅と医療の現場 ほか)
著者等紹介
有馬頼底[アリマライテイ]
1933年東京に生まれる。臨済宗相国寺派第七代管長。大本山相国寺・鹿苑寺金閣・慈照寺銀閣の住職。京都仏教会理事長。八歳で大分県日田岳林寺に入門。1955年京都相国寺僧堂に入門、修行。現代日本の仏教界を代表する禅僧。久留米藩主有馬家の血筋を引く
対本宗訓[ツシモトソウクン]
1954年愛媛県に生まれる。1979年京都大学文学部卒業。京都嵯峨天龍僧堂にて修行。1993年~2000年臨済宗佛通寺派管長・師家として国内外で禅の指導につとめる。2000年帝京大学医学部入学。同年、佛通寺派管長を辞任。2006年帝京大学医学部卒業。現在、内科医・僧医として活動の日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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