内容説明
公案をどのような眼で見、味わうべきか。平明かつ端的に示した名提唱。
目次
『無門関』はどういう本か
公案とはどんなものか
公案禅と只管打坐
只管打坐について
公案禅について
修行者が初関を透ったことの師家の証明について
最初の見性と、最後の大悟徹底について
初心者の坐禅の仕方
初心者の心の調え方(数息観)
随息観について〔ほか〕
著者等紹介
安谷白雲[ヤスタニハクウン]
明治18年1月、静岡県駿東郡に生まれる。明示30年、禅門の僧籍に入る。明治32年から、西有穆山、秋野孝道、岸沢惟安、野沢達元等の諸老師に師事。大正3年、豊島師範学校卒業。爾後10年間教職に従事。大正14年、原田祖岳老師につき参禅、ついに印可を受ける。昭和37年7月より9月まで、アメリカ巡錫伝道。昭和38年7月より11月まで、アメリカ、ヨーロッパ巡錫伝道。エジプト(見学)、インド(仏跡参拝)、ビルマ、タイ、香港、台湾(見学)。昭和47年、熊本白雲会禅堂に移転。昭和48年3月、熊本より上京、同月28日、宗乗参究会本部にて坐脱遷化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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