禅思想史講義

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393138021
  • NDC分類 188.82
  • Cコード C0015

出版社内容情報

禅の興起から20世紀の鈴木大拙まで、近年の新たな知見を踏まえて「禅の思想史」を語る画期的論考。目からウロコの禅の必読書。

禅の興起から20世紀の鈴木大拙まで、近年の新たな知見を踏まえて、「禅の思想史」を語る画期的な論考。歴史の上で、〈禅〉はどのように変貌して今に至っているのか。禅ファンのみならず、目からウロコの禅の必読書。

【著者紹介】
1961年生まれ。岡山市出身。1983年、駒澤大学仏教学部禅学科卒業。1990年、同大学院仏教学専攻博士課程単位取得退学。現在、駒澤大学総合教育研究部教授。博士(文学)。著書に、『神会――敦煌文献と初期の禅宗史』(臨川書店、2007年)、『語録のことば――唐代の禅』(禅文化研究所、2007年)、『臨済録――禅の語録のことばと思想』(岩波書店、2008年)、『続・語録のことば――《碧巌録》と宋代の禅』(禅文化研究所、2010年)、『語録の思想史――中国禅の研究』(岩波書店、2011年)など。

内容説明

禅者は、なにを、どう考えてきたか。禅の興起から二十世紀の鈴木大拙まで、新たな知見を踏まえて、“禅”を語る画期的論考。

目次

第1講 「北宗」と「南宗」―敦煌文献と初期の禅宗(伝灯の系譜と敦煌禅宗文献の発見;「北宗」と「南宗」 ほか)
第2講 馬祖系の禅と石頭系の禅―唐代禅の二つの主流(馬祖系の禅;石頭系の禅 ほか)
第3講 問答から公案へ・公案から看話へ―宋代の禅(宋代禅と公案;野鴨子の話と唐代禅批判 ほか)
第4講 「無」と「近代」―鈴木大拙と二〇世紀の禅(無字と隻手;大拙の禅体験 ほか)

著者等紹介

小川隆[オガワタカシ]
1961年生。岡山市出身。1983年、駒澤大学仏教学部禅学科卒業。1990年、同大学院仏教学専攻博士課程単位取得退学。現在、駒澤大学総合教育研究部教授。博士(文学)(東京大学、2009年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きさらぎ

10
南宗禅と北宗禅から語り起こし、唐代、宋代へと進む。「禅の歴史をざっくりと」が本書のコンセプトで、禅宗史に登場する著名な人物を押さえつつ、「公案」の扱われ方の時代的変遷なども、具体的な公案に触れながら丁寧に解説していく。儒学ファンの私は、宋代禅のところで朱熹が出てきて死ぬほど喜んだねえ。判りやすく非常に面白い。宋代から突然鈴木大拙に飛ぶのは、著者曰く「元代以降の禅宗史が重要ではないのでは全くなくただ力及ばなかった」とのことだが、確かに大拙の節は興味深いがやや異質かもしれない。著者の他の本にも取り組みたい。2019/12/06

ひよピパパ

7
禅思想史の流れを、「本来性」と「現実性」というキーワードを用いながらざっくりと紹介した本。これまで読んでもちんぷんかんぷんだった禅語録が、思想史の流れの中で読み解くとかくもすっきりとその意味がとれるのか!と、もうスゴい!の一言。随所に資料として原文が掲げられているが、その読み方にも、著者の長年の研究の蓄積が感じられた。ただ、鈴木大拙の章はなかなか難しい。もう一度精読したい。本書を読んで、話のかみ合わない珍妙な問答という「禅問答」の定義自体がそう遠くない将来変わるのではないかとすら感じた。2016/01/01

kawa

7
著者曰く最低限の禅宗の思想史としての著作。これまでの禅的知識に一本筋が通せるという意味でありがたい。内容は講義形式で四講に別けて記述され、各々充実している。圧巻なのは、難解ながら(3回読み直ししました)、鈴木大拙師の禅理論を記述する第4講。師は禅の「即非の論理」を行為の論理と捉え「文明社会の対抗原理」として活かすべきと主張したという。私がご指導いただいた方から、禅の極意は「応無所住而生其心」、それは実践原理なのだと教えていただいたことが蘇る。第4講を今後の大拙研究の起点としたいという著者に期待です。 2015/12/30

yone

5
駒澤大学教授の禅思想史。大まかな流れを掴むのにいい。全部を理解出来たとは到底言えないけど分かり易く解説されていて、余り禅に馴染みがない人でも取っ付き易いと思う。ありのままの馬祖系の禅とそのアンチテーゼであり、修行に意義をみる石頭系、そして道元や鈴木大拙、西田幾多郎等大きな流れは興味深い。駒大の日曜講座でこの先生の講義を聞いているけど、分かり易くていい。欽ちゃんみたいに社会人学生になろうかと思ってしまう。2015/08/13

あしお

4
頂いた本です。唐代、宋代、日本の道元、20世紀の鈴木大拙と禅の思想を「ざっくり」と伝えた内容です。私も公案は色々と読みます。その中で中国の公案と道元の著作を読んでいる時に感じる温度差は何であろうと漠然とした疑問を持っていたのですが、それに対する一つの視点をいただきました。それにしても鈴木大拙という人は高名な学者ではあるけど、この人は本当に禅が分かっているのかと疑問に思うことがあるのですよね。哲学的には分かってるんだろうけど人生に反映されていないというか。。なぜ評価が高いのか疑問な人です。2018/06/20

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