禅僧が医師をめざす理由

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393136331
  • NDC分類 188.82
  • Cコード C0015

出版社内容情報

禅宗の管長・師家が,大学医学部を受験,医学生になった。地位も名誉も投げ捨てて,なにゆえ医学の道を進むのか。人間の〈生〉と〈死〉を問う,渾身のノンフィクション。

内容説明

現代の医学は身体のみを診て心を診ない傾向を強くしている。一方、宗教者は心は見るが、科学が明らかにした生命のメカニズムには無頓着である。これでいいのか。「二十一世紀の宗教者は人類の精神史を統合しつつ、なお温かく柔軟な自然科学者でなければならい」とする著者は、宗教と科学の止揚を自ら体現しようとしている。

目次

プロローグ 生と死の出会い
第1章 若き苦悩の日々(少年時代から青年時代へ;道場入門 ほか)
第2章 管長就任(仏通寺入山;“いま・ここ・自分”を生きる ほか)
第3章 僧衣から白衣へ(医師をめざす理由;医学部受験 ほか)

著者等紹介

対本宗訓[ツシモトソウクン]
1954年、愛媛県に生まれる。1979年、京都大学文学部哲学科卒業。京都嵯峨天龍僧堂にて修行。天龍寺派管長平田精耕老師に嗣法。1993年、脳済宗仏通寺派管長・同僧堂師家就任。2000年4月、帝京大学医学部医学科入学。同年11月、仏通寺派管長・師家辞任。現在、一宗教者にして帝京大学医学部二年生
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

2
柳田邦男氏推薦本。臨済宗佛通派管長だったが、医師を目指し帝京大学医学部に入学して管長職を辞任。医師免許所得後、英国にて臨床研究。帰国後、霊性に基づく医療の実践の場を従来型の病院と統合した新しい医療モデルの確立に取り組み、医僧として活躍中の著者の原点ともいえる本。この本の出版は2001年で、著者はその時、医学部2年生。【共感】「第3章 僧衣から白衣へ」127頁。<私の最も嫌いな禅語のひとつに「一超直入如来地」がある。「段階を経ずに、ひとっとびに悟りの世界に到る」という意味なのだが、そんなことはあるものか。⇒2020/01/23

ギダちゃん

0
学びに年齢のハンディはなく、ただ熱意と努力の差である。2010/12/15

ヨイドレテンシ

0
図書館で借りた2009/07/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/240566
  • ご注意事項