出版社内容情報
聖徳太子非実在説の虚構性を排し、東アジア仏教史、日本古代史、美術史、考古学史料等の成果を駆使して、聖徳太子の実像を提示。
聖徳太子非実在説の虚構性を排し、東アジア仏教史、日本古代史、美術史、考古学史料等の成果を総合的に駆使して、聖徳太子の実像を提示する画期的論考。従来、等閑に付されてきた仏教的視点からの考察は圧倒的である。いま真実の聖徳太子の姿がよみがえる。
【著者紹介】
1950年生まれ。東京都立川市出身。早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒業。同大学院文学研究科後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、駒澤大学仏教学部教授。華厳宗・地論宗・禅宗などを中心としたアジア諸国の仏教教理、および、文学・芸能・近代ナショナリズム・酒・冗談(言葉遊び)などと諸国の仏教の関係、N-gramに基づくコンピュータ分析による語法解析や著者判定などについて研究。著書に、『華厳思想の研究』(春秋社、1996年)、編著に『新アジア仏教史10 朝鮮半島・ベトナム 漢字文化圏への広がり』(佼成出版、2010年)などがある。
内容説明
聖徳太子とは誰か?聖徳太子非実在説の虚構性を排し、東アジア仏教史・古代史・美術史・考古学史料などの学的成果を駆使して、聖徳太子観の時代的変遷をも視野に、聖徳太子の実像を描く。仏教的視点からの考察は圧倒的である。
目次
第1章 聖徳太子観の変遷(聖徳太子観の変遷;聖徳太子虚構説の問題点)
第2章 誕生と少年時代(呼び名の多様さ;誕生と名前の由来 ほか)
第3章 蘇我馬子との共同執政と仏教興隆(立太子記事の検証;三宝興隆の詔 ほか)
第4章 斑鳩移住とその後(斑鳩移住と法隆寺・四天王寺の建立;支える氏族 ほか)
第5章 病死、そして残された人々(病死と慧慈の嘆き;法隆寺金堂釈迦三尊像銘 ほか)
著者等紹介
石井公成[イシイコウセイ]
1950年生。東京都立川市生れ。早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒業。同大学院文学研究科後期課程単位取得退学。博士(文学)。現在、駒澤大学仏教学部教授。華厳宗・地論宗・禅宗などを中心としたアジア諸国の仏教教理、および、文学・芸能・近代ナショナリズム・酒・冗談(言葉遊び)などと諸国の仏教の関係、N‐gramに基づくコンピュータ分析による語法解析や著者判定などについて研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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yutaro13
こぽぞう☆
月をみるもの
mittsko
のむ