中村元の仏教入門

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中村元の仏教入門

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393135815
  • NDC分類 180
  • Cコード C0015

出版社内容情報

東方学院の講義録をもとに、インド学・仏教学の泰斗である中村元が、文化の比較を交えて仏教の真髄をやさしく解説。

東方学院の講義録をもとに、インド学・仏教学の泰斗である中村元が仏教をやさしく解説。その深い見識と幅広い視野から語られる釈迦と原始仏教の真髄とは。

【著者紹介】
1912年、松江市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒。東京大学教授、東方研究会理事長、東方学院長などを歴任。文学博士。印度哲学、東洋文化・思想の分野で多大の業績を残す。勲一等瑞宝章受賞。文化勲章受章。1999年、逝去。

内容説明

インド学・仏教学の第一人者が、幅広い視点から、仏教の思想と実践を語る。わかりやすくて奥深い、初心者必読の書!

目次

第1章 お釈迦さまとゴータマ・ブッダ(「仏」とは;「仏法」と「仏教」 ほか)
第2章 仏教聖典の成立(聖典の言葉;聖典の構成 ほか)
第3章 ゴータマ・ブッダの思想(対立を超える宥和の思想;論争を超越した無記の論理 ほか)
第4章 教団の成立(協調的な仏教教団;僧伽と僧 ほか)
第5章 仏教の実践倫理(「七仏通戒偈」について;五戒について ほか)

著者等紹介

中村元[ナカムラハジメ]
1912年島根県松江市に生まれる。1936年東京大学文学部印度哲学科卒。1943年文学博士。1954年東京大学教授。1970年財団法人東方研究会設立。1973年東方学院設立、東方学院長。東京大学名誉教授。1977年文化勲章受章。1984年勲一等瑞宝章受章。1999年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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takeapple

20
中村元が初期仏教(原始仏教)について書いた本は、ブッダの伝記を含めるとかなりあるけれど、これは東方学院での講義を文字に起こして、加筆修正したもの。内容は大体いつもの通りでわかりやすい。この本では、講義録という性格からか、所謂脱線というか余談もあるのが面白い、江戸時代初期の鈴木正三という人が書いた庶民向けの仏教の教えが凄いなあと思った。2017/10/29

或るエクレア

9
どうも仏教は世界に広がる過程でバリエーションが増えすぎて、オリジナルがわかりにくい。悟りに至る道以外に大衆道徳や土着信仰が混ざっていてカオスだと思う人はいないだろうか。殊に日本では大乗なので更にわかりにくい。この本ではブッダの行った原始仏教を再現することに努めていて非常にとっつきやすい。写真なども多くインドに行ったことがない人でもすぐにイメージが作られて初心者に持って来いの一冊。2016/05/16

もくもく

8
中村元 先生の著作は、これまでにも何冊か読んでいますが、本書は講演録ということでもあり、より平易な語り口や比喩・例示も交えて、原始仏教の誕生から拡がりを歴史的に解説し、インド哲学・東洋思想の発展もわかり易く語られています。取っ付きやすく理解しやすい、まさに「仏教入門」の一冊でありました。いや、本書ではいわゆる「日本仏教」(大乗仏教として伝来し、神道との混交も含めて独自の発展を示した、伝統的な「仏教」)についてはあまり語られていないから、「原始仏教入門」とした方が良いのかもしれないなあ。2018/09/17

nizimasu

7
仏教学の大家であった中村先生の大学の講義をまとめたもの。中でも初期の上座と大乗になる以前の釈尊の教えとはどういうものであったのかというのをヴェーダや初期の仏教聖典などをあげながらしゃべっているので非常にわかりやすかったです。仏教の難しいのは日本だと大乗というかなり間口の広いしかも民衆の教化のために呪術やローカルの信仰を取り入れてきた経緯があるだけにその歴史的な変遷の部分を取り除いたエッセンスのようなものが垣間見えるのがよかった。さらには分裂した際の経緯なんかもわかるし仏教というのは宗教というも道徳に近いな2015/11/01

roughfractus02

6
釈尊の賛美や自説の主張と他の批判を多く含む仏典群から、著者は時代を特定し、当時の他の教説と対照して釈尊の精神を「仏法」(人間の真理としての法)として取り出し、平易に今に伝える。形而上の議論を避けたその実践は生前に決定される「宿業」的宇宙観を退け、未来への行いが報いを生む業因説を採る。原因を苦行や快楽で解消する極端さを戒める(中道)のは、原因が一つでなく、多数が関係し合うからだ。が、この縁起論的宇宙は人間には苦の世界ゆえに、苦しみを減じて生きる実践(四諦八正道)が提起される。本書は東方学院での講義録である。2021/04/13

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