出版社内容情報
東日本大震災を機に高野山管長の著者は「祈りとは何か」を改めて考え直す試みを始めた。本書は3年にわたるその成果をまとめたもの。
【著者紹介】
1929年、和歌山県生まれ。東北大学大学院博士課程修了。文学博士。高野山大学教授、同大学学長等を歴任し、2006年より高野山真言宗管長。専門は密教学。主著には『松長有慶著作集〈全5巻〉』(法蔵館)、『密教』(岩波新書)、『密教の歴史』(平楽寺書店)『大宇宙に生きる 空海』(中公文庫)、『空海 般若心経の秘密を読み解く〈増補版〉』『二十一世紀に生かす 真言密教の智慧』(春秋社)、『こだわらない』(PHP研究所)などがある。
内容説明
高野山真言宗管長が3.11の東日本大震災を機に、「祈り」についてさまざまな面から考察した随想録。巻末には付録として「阿字観の基礎知識」を付す。
目次
思いどおりにならない
いろいろな形の祈り
見えないもの
無自覚の宗教性
現世の御利益
人任せにせぬ祈り
現世利益を超える
観音さまの救い
心の垢を落とす
欲望とどのように向き合うか〔ほか〕
著者等紹介
松長有慶[マツナガユウケイ]
1929年、和歌山県生まれ。東北大学大学院博士課程修了。文学博士。高野山大学教授、同大学学長、同大学密教文化研究所所長等を経て、2006年より高野山真言宗管長。専門は密教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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